アイコン 世界初の肺最小単位分割移植に成功/岡山大学病院大藤剛宏医師

岡山大学病院は24日、重い肺の病気の2歳の男の子に母親から提供された肺の一部を肺の最小単位に分割して移植するという、世界で初めての生体肺移植を行い成功したと発表した。2歳児への肺移植は、国内では最年少のケースだという。

移植手術を受けたのは埼玉県に住む2歳の男の子、今年4月、「特発性間質性肺炎」という重い肺の病気を発症、先月には人工呼吸器を使っても酸欠になるほど悪化し、両方の肺の移植が必要になったという。大人の肺では大きすぎるため、母親の左の肺の「下葉」という部分を、「区域」と呼ばれる肺として機能する最小単位に分割したうえで、男の子の両方の肺に移植したという。

移植手術は8月31日に行われ、男の子は自力で呼吸できるまで状態が回復しているという。

執刀した大藤剛宏医師は、今後、さらに小さな子どもたちにも生きるチャンスを見出すことができるようになる。希望の光がさした手術になったと思っていると話しているという。

 

[ 2014年9月24日 ]
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