アイコン 11月 非正規雇用率38%の2012万人 正規雇用▲19万人減  韓国と似た現象進む

総務省が26日発表した労働力調査によると、11月の非正規労働者数は前年同月比48万人増の2012万人となり、同調査で初めて2千万人を超えた。
働く人は5294万人、うち正規雇用者は3281万人、非正規雇用者は2012万人で割合も38.0%となっている。
非正規労働者が増えた背景には、企業の正社員採用への厳しい姿勢などがある。

勤労者数は5,294万人(前年同月は5,274万人で20万人増)
正規雇用は3,291万人(同3,310万人で▲19万人減)で
非正規雇用は2012万人(同1,964万人で48万人増)
非正規雇用の内訳は
パート967万人(前年同月956万人で11万人増)、
アルバイト414万人(同424万人で10万人増)、
派遣135万人(同116万人で19万人増)、
契約289万人(同278万人で11万人増)、
嘱託124万人(同112万人で12万人増)・・・退職後の再雇用者に多い
その他84万人(同78万人で6万人増)。

いまのところ、アベノミクスで就業者は増加しているが、正規雇用は減り、低賃金が保証されている非正規雇用者の増加が顕著になっている。
今後、アベノミクスでは、武田薬品のバカとともに自由労働時間制度を設けようとしており、また、中年雇用者の雇用契約解除を簡単にできるように検討しており、ますます労働雇用環境は悪化することが保証されている。
内需不振、未婚率の増加=結婚率の減少、少子化進行などは、こうした厳しい雇用環境が大きなポイントとなっている。
利益のみ追求することを宿命としている株式会社の論理では社会は成立しない。そこに社会成立の制度が設けられているが、これまでの総括もせず、企業論理だけで形骸化を推進しているのが実態となっている。労働環境の悪化を推し進める法律も変えてしまう神通力を国民は与えている。

[ 2014年12月26日 ]
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