アイコン 審査委員長の安藤忠雄氏 初の記者会見 新国立について 私も聞きたいと

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巨額の総工費に批判が高まっている20年東京五輪のメーンスタジアム、新国立競技場の建設計画に関し、デザイン採用を決めた審査委員会で委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏(73)が16日、東京都内で記者会見し「私ももっと(コストが)下がらないか聞きたい。一人の国民として何とかならないかと思った」などと述べた。
 当初デザイナーにも提案された1300億円と想定した総工費は、昨年5月の基本設計段階で1625億円に、今月7日の最終的な計画で2520億円まで膨らんだが「コストアップにつながった項目の詳細、基本設計以降のプロセスは承知していない」と主張した。
 ほかの記者会見内容
「デザインの選定までが仕事で、コストの徹底議論はしなかった」
「デザインの選定までが仕事だった。アイデアのコンペなのでコストについて徹底的に議論することはなかった。オリンピック招致に向け斬新でシンボリックなデザインということで選んだと思う。デザインを選んだ責任はあるが、技術とコストについてはハディド氏と日本の設計チームによる次の設計段階でできるんじゃないかと思った」
「ハディド氏のデザインは外す訳にはいかないと思うが、2520億円は高すぎ、もっと下がらないかなと思うので徹底的に議論して調整してほしい」
以上、

審査委員長の安藤忠雄氏 

日本の建設費は世界で一番高いことだけは間違いない。それでも昨年5月の1625億円が今7月で2,520億円に、55%も上がる理屈はない。鋼管屋やセメント屋がどうせ官庁工事、いくら高くても造ると読んだボックリ見積もりを2,520億円段階でゼネコンに提出したのだろう。全部2割カットさせたら2千億円となる。それでも高い。

ゼネコンは、官庁工事だから高いとする。また、官庁側も官庁仕様として細かく指定し、全部高くなるように規定している。こうした官庁工事に協力会社の安く上げる提案営業など通用しない。
 
今からでも韓国の建設会社に見積もり取ったらいかがだろうか、きっと1625億円で見積もり提出し、建設してくれるはずだ。それも天井付で。

 日本はゼネコンを甘やかしすぎている。いや、主材料となる鋼管屋とセメント屋を甘やかしている。
 また、労賃上昇は、東日本震災の復興工事はすでに一巡しており、下がらないのは国の公共工事バラ撒き行政に起因している。
 
こうしたやり方もTPP締結により、10年後はほとんどの障壁がなくなり、日本の公共工事も、日本のゼネコンが、日本の建設労働者がということもなくなる。
 ボロボロの大型中古旅客船を港湾に停泊させ宿舎として利用し、中近東の建設現場で活躍している東南アジアやインドの建設労働者を使えば、東京都心の大型建築物も現行価格の2/3以下で建設できる。当然建設資材は中国製もしくは韓国製、日本製ならば価格合わせが必要だ。

中近東での大型国際入札工事は山ほど出されているが、日本のゼネコンの場合、欧州勢より2~3割高い、円安になった今でも、さらに受注できなくなっている。国の紐付き以外ほとんど落札できないのが日本のゼネコン業界の実情だ。
新国立については、国のカラクリもある。ずぶの素人のJSCに、なぜに発注させるのかである。いろいろ、お金も裏で動いていることだろう。
以上、

以前、安藤忠雄氏の講演会などにも参加させてもらったが、当時の溌剌とした氏と比べ、可哀想なくらいフケ・やつれ、当時の勢いはまったく感じられない。
中国の歴史地区での私邸の工事は完成したのだろうか?
安藤忠雄氏は、その強烈な個性ゆえに新国立の審査委員長になるべきではなく、デザインコンペのデザイン提出者になるべきだったのでなかろうか。・・・品も格も落としてしまった・・・残念。

[ 2015年7月16日 ]
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