アイコン 米11月の輸入物価指数 前月比▲0.4%下落、前年比で▲9.4%下落 原油安とドル高原因

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米労働省が10日発表した11月の輸入物価指数は前月比で▲0.4%下落した。
石油製品のほか複数の項目で値下がりが続いた。原油安やドル高はしばらく輸入物価を押し下げ続く見込み。市場予想は0.7%下落だった。
輸入物価はここ17ヶ月間のうち15ヶ月下がっている。
10月の数字は当初発表の▲0.5%下落から▲0.3%下落に修正された。
11月の前年同月比は▲9.4%下落。

<7年ぶりの低価格原油、前年比18%値上がりのドル>
ドル高と原油安はインフレを抑制しており、物価は米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を大幅に下回っている。
ドルは、米国の主要貿易相手国の通貨に対し、昨年6月以降に約18%値上がりしており、輸入価格を押し下げている。
ただ、雇用市場は引き締まってきており、賃金の伸びが加速することで物価は徐々に目標に近づくとみられている。足元の物価弱含みを理由に、来週FRBが約10年ぶりとなる利上げを見送ることはなさそう。

11月は石油・石油製品が前月比で▲2.5%下落した。10月は0.4%上昇していた。原油価格は40ドルを割り込み約7年ぶりの安値に落ち込んでおり、石油や関連製品の輸入価格はさらに安くなる可能性がある。
石油以外の品目は、▲0.3%下落。10月は▲0.4%下がっていた。
食品は、▲0.5%下落で3ヶ月連続のマイナス。石油を除く産業用資材は2ヶ月連続で▲1.0%下落している。
資本財は▲0.1%下落。自動車・同部品も▲0.1%下がった。
同時に発表された輸出物価は、前月比▲0.6%下落、10月の▲0.2%下落からマイナス幅を広げた。11月の前年同月比は▲6.3%下がった。

[ 2015年12月11日 ]
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