アイコン 米GE家電事業の売却 米司法省が不許可 

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米GE(ゼネラル・エレクトリック)は7日、スウェーデンの家電大手エレクトロラックスへの家電事業の売却を中止すると発表した。
米司法省は、エレクトロラックス社が米国を主な営業地としており、反トラスト法(独占禁止法)に抵触、GEが売却すると企業間の競争が減って米国での製品価格が高くなると主張したため、断念に追い込まれた。

 GEなどは昨年9月、総額33億ドル(約4千億円)での事業売却で合意していた。だが、今年7月、司法省が「調理コンロやオーブンなどでシェアが高い両社 の事業が統合されると、価格が上がって米消費者に不利益が生じる」として、売却差し止めを求め独占禁止法違反で提訴していた。
 事業の「選択と集中」を進めるGEは今後も、別の売却先を探すとみられる。

 エレクトロラックス社は、残念だとコメントしている。同社には1億7500万ドルの違約金を受け取る権利があるとされる。これまでエレクトロラックス社が買収にあたり要した費用4億200万クローナ(約58億円)は今年1~9月期の決算で計上するという。

エレクトロラックス(Electrolux ):
スウェーデンのストックホルムに本社を置く、世界最大級の家電メーカー。
世界150ヶ国において、年間5,000万台以上の製品を販売している。2014年のエレクトロラックスの売上額は約1兆5,500億円、従業員数は60,000人。
1912年に世界で初めて家庭用真空式電気掃除機を販売して以来、100年以上に渡って事業を展開している。
2010年のマーケットシェアでは、米国のワールプール・コーポレーション(Whirlpool Corporation )に次いで、世界2位の家電メーカー。冷蔵庫などの白物家電のほか、掃除機、調理家電、空気清浄機、ランドリー、業務用製品などを扱っている。

[ 2015年12月 8日 ]
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