アイコン 22日米ダウ上昇 2月の製造業PMI 51.0予想下回る ユーロ124円台まで円高

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マークイットが22日発表した米2月製造業PMI・速報値は51.0と、市場予想の52.0や前回を下回った。ソフト・ハードともに米製造業のデータの弱含みは続いているが、米株高もサポートにドル円の反応は乏しい。

一方、ユーロは、ドイツ銀行の信用不安から円高基調がきつくなっているが、ユーロ円は124.57円まで下値を広げて直近安値を塗り替えている。対資源国通貨でのユーロ安が顕著。ユーロドルは1.1006ドルまで一段安。3日以来の1.10ドル割れに迫っている。

欧州の金融機関では11兆ユーロともされる不良債権処理が遅れており信用不安が再燃している。ユーロ圏は、これまでギリシャやスペインなど多くの国でバブル崩壊(リーマン・ショック)により財政悪化・長期にわたる火消し、VW不正、難民問題、フランス同時多発テロ、ドイツ銀行信用不安・UKのEU離脱問題など、取り巻く環境が悪すぎる。

日本がバブル崩壊後苦しんだ本格的な不良債権処理を、欧州はなおざりにせざるを得ない状況が続いたとしても、金融機関の経営は悪化する一方、欧州経済を回復させるためにも根本的な治療が必要だろう。

<NYダウ上昇、原油高好感>
22日の米NYダウは、原油が現財の生産で凍結される見通しから、いずれ近いうちに需給バランスが取れてくるとして、原油が33ドル台(WTI先物)に跳ね上がり、これを好感してエネルギーや資源株が上昇、ほかも上昇して228.67ドル高の16620.66ドルとなった。円は再び113円台から112円台になっている。
PMIが市場予想を下回ったものの、原油高に株価が上昇した。
NYダウは2月11日の15,660.18を底に上昇局面にある。日本のような疑心暗鬼なエレベータ相場にはなっていない。
 

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[ 2016年2月23日 ]

 

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