アイコン 「グラブル」の期間限定ガチャ確率が詐欺と話題に サイバーエージェント子会社サイゲームス

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グラブラ期間限定・新手のボックタクリか?
スマホのソーシャルゲームで、ガチャ(くじで希少キャラクターが出る確率)が期間限定で上がるという告知に対し、利用者から「多額の金をつぎ込んだのに目当てのキャラクターが出ない」という苦情が相次いでいると報道されている。

個別のキャラクターの出現率を公表しないゲーム業界の慣習が背景にあり、消費者問題に詳しい弁護士は「業界任せでなく、行政がルールを作るべきだ」と指摘している。
 問題となっているのは、主人公が仲間のキャラクターと冒険する人気ゲーム「グランブルーファンタジー(グラブル)」。

昨年末、ガチャで当たる希少キャラクターのグループ全体の出現率を、年末年始の期間限定で3%から6%にアップすると告知したが、「目当てのキャラクターが当たらない」との声がネット上などで相次いだ。

ガチャでは、目当てのキャラクターがいつ出るか分からない。ある利用者の男性は「30万円使ったが出なかった」と憤り、別の男性も「約2300回(70万円分)のガチャでやっと出た。確率は0.05%未満で、本当に出現率が上がっていたのか疑問」と話す。
利用者らは1月中旬、「誤解を招く告知だ」などとして、ネットで集めた約2000人分の署名を消費者庁に提出した。

 グラブルを運営するサイゲームスは、利用者からの苦情に対し、当初、出現率は個別にも上がっていると説明したが、数値は明らかにしていなかった。
読売新聞の取材に「頻繁に出現率を変動させるため、誤った確率を表記してしまう恐れがある」と説明していた。
 しかし、サイゲームスは今月16日夜、個別の出現率を3月10日から公表するとホームページ上で明らかにした。「利用者からの声を受けて検討した結果」としている。

 グラブルでは、未成年に対し「15歳以下は月5000円まで」などの課金制限も設けているが、年齢は自己申告制。
 消費者問題に詳しい紀藤正樹弁護士は「ガチャは射幸心をあおる側面があり、高額課金につながりやすい。子供も利用するのだから、出現率の公表など、消費者行政としてガチャのルールをしっかり作るべきだ」と話している。

ガチャ=ハンドルをひねるとカプセル入りのおもちゃが出てくる販売機をイメージしたソーシャルゲームなどの商法で、1回数百円程度を払うとゲーム内で使うアイテムなどが当たる。どのアイテムが購入できるか、事前には分からない。

 
株式会社Cygames
Cygames, Incorporated
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16番17号
住友不動産渋谷ガーデンタワー15階
設立
2011年5月9日
事業内容
モバイル向けゲームアプリ開発事業
代表者
代表取締役社長 渡邊耕一
資本金
6240万円
売上高
285.23億円(2014年9月期)
経常利益
44.91億円(2014年9月期)
純利益
26.56億円(2014年9月期)
純資産
101.03億円 (2014年9月期)
従業員数
957名(2015年4月末日現在)
決算期
9月末日
主要株主
サイバーエージェント (61.69%)
ディー・エヌ・エー (20.03%)
役員(18.26%)
主要子会社
CyDesignation、BlazeGames、GAME JEANS、WithEntertainment、シテイル
関係する人物
木村唯人、春田康一、皆葉英夫、吉田明彦
外部リンク
 
ソーシャルゲームなどを巡っては、返金騒動や高額課金といったトラブルが後を絶たない。
国民生活センターによると、オンラインゲームについての相談は、2010年度は約2000件だったが、12~14年度は4000~5000件台に増加している。
未成年がスマホのゲームで、有料アイテムを無料だと勘違いして10万円以上購入してしまったケースもある。
 ガチャのうち、複数のアイテムがそろうと希少アイテムを得られる「コンプリート(コンプ=全部そろう)ガチャ」については、高額課金につながるとして2012年に社会問題化した。
 
消費者庁は2012年7月、景品表示法で禁じる「カード合わせ」商法に当たると判断し、禁止したが、ガチャ自体は残っている。
 同年11月に設立された業界団体「ソーシャルゲーム協会」が作った指針では、個別の出現率まで公表する必要はないとされた。
この団体は2015年4月に「コンピュータエンターテインメント協会」と合併して消滅し、同協会によると、指針も破棄されているという。
以上、読売新聞参考
 
何か昔のサラ金と同じように問題を次から次に起こしている。業界自体が消費者庁の規制の形骸化を狙ったものでしかなかったようだ。ただ消費者庁も業界保護を口実に有料ガチャを黙認した。 
結果、これでは有料のガチャは禁止になってしまうだろう。 それもスマホゲーム業界はガチャが最大の収益源になっているのが現実だ。
今回問題となっているサイゲームスは、東証第一部上場で日本を代表するIT関連事業者であるサイバーエージェントの子会社でDeNAの関連会社でもある。
 サイバーエージェント・DeNAともに18日の株価は上昇している。

[ 2016年2月19日 ]
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