アイコン 2015年末国債残高1036兆円 日銀保有32%、海外投資家10.6%で共に過去最高

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2015年末の国債残高1,036兆円
日銀 保有率32.0%、29.5%増の331兆円
外国投資家 保有率10.6%、前年比18.1%増の110兆円
国内の機関投資家等(金融機関は日銀により売却させられ、大幅に減少している)

日銀が25日に発表した「資金循環統計」によると、昨年12月末時点の国債の発行残高は1036兆円だった。
こ れを保有者別に見ると、最も多く保有するのが日銀で、大規模な金融緩和策の下、市場から大量の国債を買い入れた結果、その保有残高は、前の年の同じ時期と 比べて29.5%増加して、過去最高の331兆円となった。発行残高に占める日銀の保有割合は全体の32%となり、過去最高となった。

一方、海外の投資家が保有する国債の残高は、前年同時期より18.1%増えて、過去最高の110兆円となり、全体に占める保有割合も10.6%と、初めて1割を超え、過去最高となった。

これは、原油価格の下落や中国経済の減速が続くなど世界経済の先行きに不透明感が増すなかで、海外の投資家が比較的安全な投資先として日本の国債を選んだためとみられている。0金利下でも海外投資家が日本国債を購入するのは為替ヘッジのためであり、為替差益を求めての購入。・・・海外投資ハゲタカファンドは円高をもくろんでいる。
海外の投資家が日本の国債を保有する割合は10年間で2倍以上に高まっていて、今後も海外投資家の存在感が高まることが予想される。
 
参考、
韓国の今年2月末の国債の所有割合は、海外が約50%となっている。
米国が保有する韓国上場国債は14兆3900億ウォン、割合は14.9%と前期末18兆ウォンから大きく減少した。
一方、中国の保有規模は2013年末の12兆5090億ウォンから2014年末は14兆7090億ウォン、昨年末には17兆4280億ウォンと持続的な増加傾向を見せ、今年2月末は18.1%を所有して海外勢の所有比率で第1位となっている。
中国が、韓国を経済・金融・財政的にも手のひらに乗せつつある。

海外投資家の国債持分比率が高いと、為替変動が激しい金融危機などでは、海外投資家が売り浴びせる可能性が高く、さらに為替安を誘導することになる。

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[ 2016年3月25日 ]

 

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