アイコン 1日の米市場、好調な米雇用・製造業統計受け上昇 史上最高値圏で推移

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1日午前のニューヨーク外為市場は、ドルが対主要通貨バスケットで上昇した。
3月の米雇用統計や、米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が堅調な内容となり、連邦準備理事会(FRB)がハト派姿勢を弱めるとの観測が広がったことによる。
主要6通貨に対するドル指数.DXYは直近で0.42%高の94.975。
ユーロ/ドルEUR=は指標発表後に下落、一時1.1335ドルの安値をつけた。
また、ドル/円JPY=は、米雇用統計発表後、荒い値動きとなり、約1週間ぶりの安値となる111.76円(日本時間2日3時00分)記録し、大きく円高に振れている。

<株価上昇>
NYダウ推移
 
株価指数
前日比
4月1日
17,776.42
91.33
3月31日
17,685.09
-31.57
3月30日
17,716.66
83.55
3月29日
17,633.11
97.72
3月28日
17,535.39
19.66
注、4月1日の価格は日本時間2日の3時10分現在

<原油価格>
一方、原油価格(WTI)はイラク・イランの増産もあり下落傾向が続き、36ドル台(日本時間2日02時15分現在)に突入している。1週間前は42ドル近くまで上昇していた。この間の下落率は約12%となる。WYTI価格に先行してドバイ原油は35ドル台に突入している。
今月17日ドーハで主要産油国会議が開催される。会議の綯いよう決議しだいでは今後の価格に大きな影響を与えるものになる。
米国へも参加を呼びかけているが、米国は最大の産油国でありながら輸入国であり、知らん振りしている。
しかし、米国のシェールオイル会社の経営は、生産コストも高く、原油価格が下がりすぎて耐えられず、大手でも青息吐息状態、弱小は破綻している。
米シェールオイル・ガスの生産のサンドリッジ・エナジーはオクラホマを拠点としているが、破産申請(日本の民事再生)を検討している。負債額は約4千億円にのぼるといわれている。

<3月のISMの製造業景気指数>予想を上回る
米供給管理協会(ISM)が1日発表した3月の製造業景気指数は51.8となった。主に新規受注が好調だったことで前月の49.5から上昇し、予想の50.7も上回った。
新規受注は58.3と51.5から上昇し、2014年11月以来の高水準となった。

<3月の雇用統計>就業者数堅調に増加
アメリカ労働省が1日発表した先月の雇用統計では、失業率は前の月より0.1ポイント上がって3ヶ月ぶりに5%ちょうどとなり、僅かながら悪化した。
一方、肝心の農業分野以外の就業者数は、前月に比べ21万5000人増えた。20万人程度とみていた市場の予想をやや上回り、堅調な増加を見せた。

<3月のミシガン大の消費信頼感指数>
消費者信頼感指数確報値は91.0(予想:90.5)
景気現況指数確報値は105.6(予想:106.1)
消費者期待指数確報値は81.5(予想:80.5)

日本の株価は日経平均で▲594.51%の大幅安の16,164.16円で終了した。これは3月の日銀短観で発表した大企業の景況感指数DIが悪化していることによるもの。
どうなることやら。

[ 2016年4月 2日 ]
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