アイコン 丹波ワイン 賞味期限切れローストビーフを客に提供 廃棄処分用

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ワイン製造販売や飲食事業を展開する丹波ワイン(株)(京都府船井郡京丹波町 豊田鳥居野96)が、2013年に結着剤を使ったローストビーフを販売して食品衛生法違反を指摘され、廃棄すると京都府南丹保健所に伝えながら、賞味期限 切れの状態で2014、15年の一定期間、客に提供していたことがわかったと京都新聞が報じている。
同社は「加熱処理をせず、牛ロースト丼としても提供した」と説明。同保健所は廃棄処分するよう文書で指導した。
 
食品衛生法の「特定加熱食肉製品」の基準では、半生状態のローストビーフは、食中毒菌の混入の恐れがあり結着剤の使用を認めていない。
同社の黒井衛社長は4月5日、京都新聞社の取材に対し、「牛ロースト丼は加熱処理せず、スライスしただけ」と、製造基準違反のローストビーフを提供していたことを認めた。客の健康被害は確認されていないという。

丹波ワインは2013年当時、京都市内の老舗料理店の了承の下に複数のブロック肉を結着剤で固めて製造していた。同料理店が百貨店などで販売し、丹波ワインも自販していたが、製造基準違反が発覚し、すべて販売中止に追い込まれた。
(多くのホテルなどのレストランやステーキハウスが、肉の筋などを取り除き、脂肪などを加え、結着剤で固めた(霜降り偽装の柔らか)加工肉を、高級生肉として調理し客に提供していた問題の一環)

同保健所によると、丹波ワインは2013年の問題発覚後、回収した製造基準違反のローストビーフ約50キロを「廃棄処分する予定」と保健所に伝えた。
実際に処分したのは約1割で、残りは同様の手法で製造されたローストビーフの在庫計約220キロと冷凍保存していた。
このうち約80キロを同社の関連会社が運営するレストラン(京丹波町)で提供。2015年4月には同社での2日間の催しで牛ロースト丼として、2014年4月~11月には「赤ワイン煮込み」やサンドイッチとして販売していた。

同保健所によると、今年2月の調査に対し、同社は「いずれも加熱処理した」と説明したという。廃棄方針だったローストビーフは2013年9月までの製造で、提供時は同社が定める賞味期限(製造後180日)を、1年以上過ぎていた恐れもある。
 
黒井社長は「回収した商品と在庫が混在し、廃棄するのを忘れていた。ご利用のみなさまに、大変なご心配をおかけして誠に申し訳ない」と謝罪した。
以上、京都新聞参照。

バレたことでいい加減な言い訳をしているようだ。ただ、今後はまっとうな商品が提供されることから、安心して食事できる。

[ 2016年4月 6日 ]
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