アイコン 追報:秋田プライウッド火災 7日も完全鎮火に至らず 木材乾燥設備から出火か

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6日午後6時半ごろ、秋田市向浜の工業団地にある合板メーカー「秋田プライウッド」の「向浜第2工場」で発生した火災、鉄骨一部2階建、延1万8000平方メートルあまりの第2工場がほぼ全焼したほか、隣にある第1工場も一部も消失した。
消防車など約30台が消火活動にあたり、7日午後3時半に火はほぼ消し止められたが、鎮火には至らず、丸1日がたった午後6時現在も大量の木材などがくすぶり続けている。ただ、延焼等のこれ以上の危険性はなくなった。

工場には木材を熱で乾燥させる設備があり、消防によるとこの周辺の焼け方が激しく、設備から火が出るのを従業員が目撃しているという。

「秋田プライウッド」は国内最大の合板メーカーのセイホクグループの1社で、火災が発生した向浜第2工場では建築資材用の合板を製造している。
この会社の工場では平成15年と平成22年にも県内の工場で火事が起きていていずれも木材を乾燥させる設備などから出火していた。
鎮火は8日午前の見込みだということで、警察と消防は、今後、詳しい出火原因について調べることにしている。
以上、

木材乾燥は別棟にして、本工場に延焼しないように防火壁で覆う構造にしなければ、雨が降らず、強風が吹き荒れた場合の火災では、一帯の全工場を消失する危険性もある。

木材を扱う工場は、乾燥設備、ボイラー、集塵機爆発などによる火災の危険性と隣り合わせ、それを事前に予期して対策を採っていようが、やはりこうして火災は起きる。

集塵爆発の危険性は別にしても、ボイラーは外部にあり、乾燥設備についても何らかの対策が必要。当工場では、乾燥設備の老朽化問題もあるのだろうか。
なお、同社の場合は、木破片・木屑などはボイラー焼却に代わってバイオマス発電設備で発電している。

前回記事
「秋田プライウッド」工場で火災 ベニヤ板製造  石巻のセイホクグループ
 

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[ 2016年4月 8日 ]

 

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