アイコン JR九州 今年度上場延期か 九州新幹線28日再開、九州道今月中、大分道めど立たず

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九州新幹線の大成功、超豪華列車ななつ星の大成功、自社製卵販売、売れ続ける都心や沿線の自社分譲マンション、無人化駅の大量創出など・・・、上場を前、持ち前の利益を大幅向上させ続けているJR九州であるが・・・・

14日・16日の熊本大地震で影響を受けた九州新幹線を28日にも全線再開させる方針を明らかにしたJR九州。
九州の大動脈の早期復旧は、公共交通機関を担う事業者の使命であり、震災からの復興に大きく貢献することになる。
だが、「想定外」の震災で、事業の根幹に関わる安全性は大きく揺らいだ。本年度中の株式上場を目指すJR九州は「収益」と「安全」をともに向上させるという重い経営課題に向き合う。

九州新幹線は14日以降の地震で、約150ヶ所の損傷を受けた。
大都市を結ぶ新幹線の運休長期化は経営上も重大な打撃となることから、JR九州幹部は早期再開を「大きな一歩」と語る。
しかし、損傷箇所の多くは応急的な補修どまり。通常ダイヤへの復帰を可能にする本格修復は遠い状況。

14日夜の地震では「本来あってはならない」(JR九州関係者)はずの新幹線車両の脱線事故が起きた。脱線を食い止める線路の「脱線防止ガード」が設置されているのは、全257キロのうち僅か24キロの区間。
地震による全体被害額も、まだ把握できていない状況だが「今後、追加的な安全対策が必要になるのは間違いない」(同)。今後、巨額の安全投資を迫られる。
鉄道は、JR九州の基幹事業。最大の経営課題である在来線の赤字を、新幹線収益や分譲マンションや不動産事業などで補い、上場へ向けて歩を進めてきた。安定的に収益を生み出すと期待された新幹線の損傷は、本年度を目標とする上場にも影響しかねない状況に至っている。
以上、報道等参照

なお、同社は4月28日にも全線再開させるとしている。
同社の経営陣は、一貫して強気な動きに終始しており、今回の地震の影響は受けず、今年度中に上場するものと見られる。ほとぼり冷めたら、JR内野カントリークラブで大名ゴルフ大会でもするのだろうか。

<ほかの交通機関>
九州道は今月中に応急修理を終え開通させると報道されている。しかし、大分道は同社崩れなどから再開のめどは立っていない。

 

JR九州決算/百万円
 
15/3
14/3
鉄道売上高
163,299
162,594
その他売上高
36,851
33,551
売上高合計
200,150
196,145
鉄道売上高営業費
177,349
178,278
その他売上高営業費
20,949
19,772
鉄道営業利益
-14,049
-15,684
その他事業営業利益
15,901
13,779
営業利益
1,851
-1,905
安定化基金運用収入
12,590
12,454
経常利益
16,375
11,615
特別損益
977
740
税前利益
17,352
12,355
当期利益
9,502
7,232
2015年3月期の安定化基金総額は4,549億98百万円

 

[ 2016年4月25日 ]
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