アイコン 羽毛布団 仏産の半分超が産地偽装 中国製は3%・実際は約半分

スポンサード リンク
 

羽毛布団「仏産の半分超が産地偽装」 業界団体が警告文
日本羽毛製品協同組合の柳場弘理事長(東洋羽毛工業代表取締役)は、2015年、加盟社に対し、「フランス産ダックダウンの表示の半分以上は偽装と思われる」と、強く産地偽装を警告する文書を出した。
  理事会などの議論で、フランス産ダックダウンが話題になり、「輸入量より市場に出回っている量があまりに多く不自然だ」という見方や「欧州産の割には羽毛 のかさ高が小さい」という意見が理事から出た。前年に食品偽装問題を受けて、経済産業省から「羽毛」の産地表示について徹底するよう指導され、文書を出し た。それをもう一度徹底させようとした。
 こうした偽装が起きる背景には、羽毛布団の安値販売の激化や欧州産と中国産の価格差があるという。

中国浙江省、布団向け羽毛の質を調整する加工工場の機械の上部から欧州産、中国産の羽毛が投入されて混ぜ合わされた。出口のホースから日本向けに輸出される袋に詰められたという。

「混入はまだ良い方。中国産が丸ごと『欧州産』として輸出される場合もある」という。

 中国産が混入した「欧州産」は市価より格安。本州の輸入業者によると、フランス産羽毛は直接買い付けると、キロ当たり約6千円。だが、中国から輸入した同じフランス産羽毛がキロ当たり4千~4500円で市場に出回る時があるという。「4千円は中国産に近い値段」という。
 羽毛原料の輸入先としては、中国が半分を占めるが、東京、名古屋、大阪、福岡で売られる羽毛布団を調べたところ、産地をうたう羽毛布団490点中、97%にあたる475点は欧州産、ロシア産。残りの3%が中国産だったという。
以上、報道

業者も賢い、中国側に偽装をやらせて輸入し、知らぬ顔で欧州産として販売している。TVショッピングで羽毛布団はよく取り上げられる商品であるが、今後激減することだろう。中国製を自社が管理して生産しているとすれば問題ないだろうが、欧州やカナダなど欧米に弱い消費者心理を突いている。

 また、ポーランド産やハンガリー産は仕入価格が安いと思われるが・・・。フランス産やカナダ産が響きがよいのだろう。
 適切な産地を表記しているメーカーも多くあり迷惑千万、産地偽装会社を刑事罰に処すればよいのに・・・。管轄する経産省は産業優先省、告発するなど100年先のことだろう。消費者庁は消費者にとって無用の長物。

[ 2016年5月 9日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ