アイコン 東洋建設 3月決算 増益  全般好調、受注状況付

スポンサード リンク
 

同社の本業はマリコン、日本での港湾公共投資も東日本大震災のような大きな災害でもなければ、今では小さな港湾でも整備され尽くされており、財政逼迫状態では多くを望めない。そのため同社は海外でも積極的に受注しており、ケニアのコンテナターミナル整備事業、フィリピンの河川改修事業などの大型工事が順調に推移させているほか、新たにベトナム及びミャンマーで大規模港湾工事を受注している。
(国の政策による結果が右往左往、利益も吹っ飛ぶような為替問題を抱えており、海外受注組は大変だろう)

同社は建設業界について、震災復興事業は継続しているものの、総じて公共投資は抑制傾向で推移した。一方、民間設備投資は、堅調な企業業績を背景に緩やかな増加が継続したとしている。

同社は前田建設工業と資本業務提携しており、前田が同社株の20.18%を保有する筆頭株主。 過去、同社が不慣れな建築事業に入れ込み過ぎ、経営不振に陥ったことから、前田が支援したものであるが、今後、より関係強化されるものと見られる。

<事業別売上高と営業利益>
2016年3月期売上高事業部門別内訳
連結/億円
売上高
前期比
営業利益
前期比
営業利益率
土木事業
913
11.7%
51
21.1%
5.6%
建築事業
396
-12.1%
24
148.8%
6.1%
海外建設事業
245
22.8%
5
67.8%
2.0%
不動産事業
5
67.8%
2
-22.5%
40.0%
その他
1
12.3%
0.7
20.4%
70.0%
合計
1,560
1.6%
45
96.7%
2.9%

 

<業績推移>
東洋建設 16年3月期決算
連結/百万円
売上高
営業利益
営率
経常利益
株主利益
13/3
128,003
2,846
2.2%
2,173
1,107
14/3
144,838
4,026
2.8%
3,362
1,997
15/3
148,468
5,921
4.0%
4,607
3,346
16/3
156,235
8,464
5.4%
7,501
4,520
16/15
5.2%
42.9%
 
62.8%
35.1%
17/3期予想
173,000
8,000
4.6%
7,400
4,600
17期予/16期比
10.7%
-5.5%
 
-1.3%
1.8%

 

<期中の受注と期末の受注残>
受注状況 2016年3月期 単体
単体/百万円
受注額
前年同期比
土木官庁
78,195
7.8%
土木民間
18,603
24.1%
土木海外
28,222
242.0%
土木計
125,020
30.6%
建築官庁
9,598
-7.8%
建築民間
42,404
36.9%
建築海外
149
-71.5%
建築計
52,151
24.4%
国内官庁
87,793
5.9%
国内民間
61,007
32.7%
海外工事
28,371
223.2%
工事合計
177,171
28.7%
不動産事業
502
-64.6%
受注総計
177,673
27.7%
繰越工事高(=16/3期末手持工事高)単体
単体/百万円
受注残額
前年同期比
土木官庁
66,537
18.4%
土木民間
8,785
20.1%
土木海外
33,450
37.1%
土木計
108,772
23.7%
建築官庁
13,109
2.1%
建築民間
32,403
76.3%
建築海外
322
-33.4%
建築計
45,834
44.5%
国内官庁
79,646
15.3%
国内民間
41,188
60.3%
海外工事
33,772
35.7%
工事合計
154,606
29.2%
不動産事業
 
 
受注残総計
154,606
29.2%
 

[ 2016年5月13日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ