アイコン ディー・エヌ・エー 南場会長が「一から出直し」宣言

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ディー・エヌ・エーは7日、南場智子会長・守安功社長・小林賢治経営企画本部長が出席して、自社運営のまとめ記事サイト(キュレーション事業)の全てを非公開にした件について記者会見を開催した。
南場智子会長は冒頭、インターネット上で記事の信ぴょう性や著作権侵害などの疑いを指摘する声が相次いだことを改めて説明、「社内体制の見直しなど、もう一度ゼロから会社を作り直す気持ちで進めていく」と述べた。

守安社長は、2014年に「イエモ」などのキュレーションサイトを買収した時点で著作権侵害の危険性を認識していた。ただ、「12年をピークに業績が下がり、他の新規事業も期待通りに成長しなかった」ことから、「成長を求める中で管理体制がおろそかになった部分があり、反省している」「(成長への)チャレンジと法令順守のバランスをとれなかった」と述べた。

(なお、医療情報サイト「ウェルク」の記事は9割方、専門家に書いてもらっていたという。ここにきても信じられない話だ。キュレーションソフトで集めた記事を独自記事のように体裁をとっていただけだろう。それも医療専門家ではないはずだ。医療専門家ならば、専門分野も分かれ、コストも非常に高くき、割に合わないはずだ。)

また、別のネットメディアで「著作権侵害をしている」「コンテンツをパクっている」と指摘され、炎上した人物を、DeNAはその事実を知った上で雇い、再び、今回の問題を引き起こしたという。

今般の問題は、安易に評判のキュレーター事業者を買収し、そのノウハウで安易に、健康・医薬サイトを作り、全部非公開に至る問題を引き起こしただけなはずだ。

キュレーションサイトは、それぞれの分野に精通した専門のキュレーターが検証して掲載しなければならないものを、東証一部の大手でありながら、損所そこらのキュレーターに任せきったところに一番の問題点がある。
医療情報サイト「ウェルク」では、発信した医師のネット掲載文を、健康を害するような記事に内容改竄して掲載するなど素人に任せていたことが発覚している。
特に著作権が煩く確立しているに記事については、掲載許可も必要だろうが、やりたい放題となっていたようだ。

DeNAは頭の賢い経営陣が経営している。そのため、法律上、問題にならないように下記の文面を、必ず、サイト下段に掲載している。
ところが、これまで法律上問題にならなかったものの、ユーザーから問題提起され、サイトが炎上して非公開に追い込まれた。情けない。
『当社は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。』

業績を急回復させるより、安定成長ができる基盤づくりがIT業界の旗手としてDeNAに求められている。
自社で新規事業を開発できないのならば、今すぐ儲かる事業会社を買収するより、将来性ある会社を買収することだろう。それが得意なのが南場会長のはずだ。
今般の問題は、DeNAが、同社に提供しているゲームソフト会社に対して、グリーにはゲームを提供するなと恫喝を入れた問題の当時から成長しておらず、大人気ない。

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[ 2016年12月 8日 ]

 

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