アイコン 山口組直参の一道會、学校200m圏内事務所設置で組長ら逮捕、計16人逮捕へ

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開設が禁じられた地域に組事務所を移したとして、福岡県警が、指定暴力団山口組2次団体・一道會トップの一ノ宮敏哲会長(71)ら十数人を県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕したことが、捜査関係者への取材でわかったと報道されている。
他の組員らの逮捕状も取っており、逮捕者は計16人に上る見通し。
捜査関係者によると、一ノ宮会長らは昨夏ごろ、小学校から200メートル以内にある福岡市博多区の建物に組事務所を開設、運営した疑いがある。
福岡県の条例では、学校などの200メートル以内で組事務所を新設したり運営したりするのを禁じている。

 この建物には、2010年4月の条例施行前から別の山口組系暴力団が入っていたが、昨夏ごろに一道會が使うようになった。県警は、同じ山口組系ではあるものの別の団体が事務所を新たに設けたと判断した。
 一道會の事務所は、もともと福岡市中央区春吉にあった。しかし、昨年1月に事務所に火炎瓶が投げ込まれる事件があり、さらに県暴力追放運動推進センターが住民に代わって事務所使用の差し止めを求める仮処分を福岡地裁に申し立て、昨年9月に使用禁止となった。
一道会は事務所を撤去し、博多区に移していたという。
以上、報道参照

「一道会」は、
日本の福岡市中央区春吉に本部を置いていた極道組織。現在の本部所在は不明。2008年に解散した福岡市の山口組系浅川一家を源流とする組織で、指定暴力団六代目山口組の二次団体。

浅川一家が2008年に山口組を除籍となって解散すると、その古参幹部であった一ノ宮敏彰がこの一道會を結成。
そして同年内に浅川一家の地盤を引き継ぐ形で山口組の直系組織(二次団体)に昇格した。

一ノ宮敏彰会長は1945年生。若年期から広く事業を手掛けていたものの、1975年頃に山口組系伊豆組の系列組織に加入、のち別の山口組系列組織への移籍を行うも、再び伊豆組へ。さらに1985年に初代浅川一家に移籍し、間もなく傘下に「一真會」を立ち上げ頭角を現していった。
翌1986年に総長の浅川一實から盃を受け、同一家の直参(二次団体)へ。浅川睦男率いる二代目体制下にあっては、「舎弟頭」、「若中相談役」、ならびに「顧問」などの役を歴任。
2008年における浅川一家の解散に伴い新たに一道會を結成し、同年、浅川一家の地盤を継いで山口組の直参となった。

以上、
福岡県は、警察による北九州市の工藤會撲滅作戦で、福岡だけでは手に負えず、全国から応援部隊が駆け付け、実質、警察庁が陣頭指揮を執っており、工藤會に対する作戦も頭を収監し一段落させた。現在、警察も大きな余力が生じており、ほかの指定暴力団についても、目を光らせている。何せ、全国一指定暴力団数の多い福岡県でもある。
今では、全国で抗争を続ける山口組×神戸山口組関係団体への諜報活動と犯罪立証に力を注いでいるようだ。
利用したと見られる組員全員をしょっ引くという福岡県警のすさまじさが見て取れる。
福岡県の指定暴力団が多いのは、筑豊の炭鉱・大牟田の炭鉱、北九州の石炭積み出し荷役、筑前福岡の中洲、筑後久留米の文化街という昔からの利権があったゆえヤクザ組織ができたもの。その後の取り締まり強化や組織同士の抗争事件により、指定暴力団に指定された極道組織が多くなっている。古くからの極道組織では、ヤクを禁止している組もある。
福岡市春吉には、元々遊郭があり、そうした利権があった。ただ、市の中心部にあり、風致改善目的から、土地収用や区画整理事業などで多くの建屋が建て変わり、昔の面影はまったくなくなっている。天神と中洲の中間に位置していることもあり、今ではマンション・事務所ビル・ホテルなど建ち並んでいる。

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[ 2017年1月24日 ]

 

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