京都の会津小鉄会内紛 2つの文面 引退書面の原田若頭の絶縁文
指定暴力団・会津小鉄会の本部に、神戸山口組の関係者らが押し入り、一時騒然となった。
11日午前8時、京都に拠点を構える指定暴力団6代目会津小鉄会の事務所前が騒然。
警察官が、組員を事務所に入れないよう封鎖していた。
締め出された組員の口からは、「いきなり50人くらい入ってきよってな、もうボコボコにいかれたんや」との言葉。
押しかけてきたのは、神戸山口組の関係者のようだった。
事の発端は、10日、会津小鉄会の関係先に送られた1枚の文書だった。
送られたファクスには、「原田 昇をもって、七代目会津小鉄会会長とし、不肖私の跡目とすることと決定しました」と記されていた。
送り主は、6代目会津小鉄会・馬場美次会長(75)。
通帳などをだまし取ったとして、詐欺の罪で、懲役1年の実刑判決を受けた馬場会長が、会津小鉄会のNo.2である原田 昇若頭を跡継ぎにするとした文書だった。
もともと、会津小鉄会は、山口組と親戚関係にあったが、2015年の分裂騒動後、関係を解消し、馬場会長は、神戸山口組を支持する側についた。
一方、今回跡目を継ぐとされた原田若頭は、山口組に近いとされる人物。
そのため、突然の会長変更宣言に反発した神戸山口組の中核団体・山健組の関係者100人が、会津小鉄会本部に押し入り、原田若頭が起こした「クーデター」を鎮圧しようとしたという。
組員は、
「あいつ(馬場会長)は辞めるって言うて、きのう出ていったんや」、
「よそのヤツの若い者(神戸山口組)を連れてきて、乗り込んできやがって、そんな汚いこと誰がするねん。世の中に、そんな親分がおんのか。そんな者に誰がついてくれるんだ。ちゃんときのう、原田会長に代表が決まったやないか」
と話した。
警察の調べに、馬場会長は、「このような文書は覚えがない。偽造された」という話をしていて、10日付で全国の暴力団関係者に、訂正の文書を送った。
文書には、「後継者に原田 昇となっておりますが、まったく私の知るところではございません。原田昇を『絶縁』といたします」と記されていた。
馬場会長は、原田若頭について、暴力団社会からの永久追放を意味する「絶縁」処分を発表。
警察は、山口組と神戸山口組の分裂にからむトラブルとみて、警戒を強めている。
以上、報道参照
設立
|
1868年
|
設立者
|
上坂仙吉
|
本部
|
京都府京都市下京区東高瀬川筋上ノ口上る岩滝町176-1
|
会長
|
馬場美次(6代目)
|
活動範囲
|
京都府、北海道
|
構成員数
|
約140人(2015年12月現在、推定))
|
少し前の組織
|
|
会長
|
馬場美次
|
若頭
|
金子利典(四代目いろは会会長)京都市
|
舎弟頭
|
臼井昭夫(五代目中川組組長)京都市
|
本部長
|
道原利光(三代目寺村組組長)八幡市
|
組織委員長
|
岡山 満(三代目岡山仁儀会会長)京都市
|
渉外委員長
|
原田 昇(心誠会会長)京都市
|
若頭補佐
|
大上一郎(二代目馬場組組長)京都市
|
若頭補佐
|
石本省二(二代目馬場組副組長石本組組長)京都市
|
舎弟
|
北村富士雄
|
舎弟
|
丸山清文
|
舎弟
|
曽我 速(共盛会会長)宇治市
|
舎弟
|
岡田 満
|
事務長
|
吉川栄大
|

コメントをどうぞ