アイコン 韓国の春節 中国人訪韓者の動向 昨年とは様変わりの様相

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ソウルの旅行会社の中国担当部門は、中国の春節(旧正月1月28日)の連休(1月27日~2月2日・・・7日間の大型連休)を控え、最も忙しいはずだったが、今年の予約者数が昨年の春節連休(2月7日~13日)に比べ半分以下に落ち込んでいるという。

<旅行代理店業界への打撃>
関係者は「減少した団体客の代わりに個人客を増やそうと、連休直前まで中国現地と接触中だが一筋縄にはいかない」と漏らしている。
韓国旅行業界最大手のハナツアーでも今年の春節連休の中国人観光客による予約実績が▲20%減少。
業界関係者は「零細業者では前年比で80~90%減少している」と話した。

<流通業界への影響>
昨年の春節連休では、一部流通業界の売上高が79%も増えるなど「春節特需」で沸いたが、今年は様変わりしそう。

<免税店への影響>
中国人観光客による売り上げが全体の60%に達するロッテ、新羅、東和など各免税店も直撃を受けている。
免税店業界関係者は「春節連休期間に訪れるツアー客が前年を20~50%下回っている」と語っている。

<高級ホテルへの影響>
中国人の個人客が主に宿泊するソウル市内の高級ホテルも状況は変わらない。
今年の春節連休期間の中国人観光客による予約は前年比で▲20~50%減少している。
ある高級ホテル関係者は「今年の旧正月は、国内旅行客がメーンになるほどだ」と話した。

<春節特需の消失原因は・・・>
業界は、今年「春節特需」が消えた理由として、THAAD(終末高高度防衛ミサイル)国内配備問題をめぐる中国の報復が現実になったと分析している。
(中国はTHAAD韓国配備問題から、貿易制裁をすでに課しており、訪韓観光についても、春節が入る1・2月の中国から韓国へのチャーター便運航を認可しなかった)

なお、韓国の春節は休日をはさみ1月27日(金)~1月30日(月)の4日間。
以上、韓国紙参照
旅行代理店業界、ホテル業界、ツアー客用バス業界、百貨店・専門店・土産店などの店舗、免税店、ボッタクリ店舗・ボッタクリ飲食店など韓国の観光産業全般

<中国の韓国に対する貿易制裁など>
味付ノリの輸入停止(大腸菌問題)
韓流ドラマの新規TV放映を不認可
中韓合作ドラマの新規TV放映を不認可
韓流K-POPPの相次ぐ中国イベントの中国側からのキャンセル
韓流芸能人出演の中国でのCM放送中止
韓国製化粧品の品質不合格
韓国製洋式トイレ輸入不合格
韓国2社の光ファイバーダンピング課税延長
THAAD配備予定のゴルフ場売却予定のロッテ中国事業所への消防衛生・税務一斉立入調査
韓国メーカー製自動車用バッテリーの認可大幅遅れ(最近、認可対象成る。今夏審査開始)
ポリシリコンなど部品・素材などの輸入規制強化
1・2月の訪韓用チャーター機運航不許可、3月以降はこれから
中国当局、中国旅行代理店へ2割削減指示(韓国報道)
クルーズ船の韓国寄航一部キャンセル
文化交流・人的交流のビザ制限
などなど

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[ 2017年1月26日 ]

 

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