アイコン 今年の春節 №1人気は口紅  日本の百貨店も注目

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12月の日本の百貨店の訪日客の売上高が、9ヶ月ぶりに前年同月比で増加、販売額は過去2番目の大きさだったという。
買い物対象は変化しており、一般物品売上高は前年同月比▲5.8%減、消耗品は57.5%増と。消耗品が大きく売上高を伸ばしている。
売れ筋は、化粧品、ハイエンドブランド、婦人服飾雑貨、食品、婦人服の順。
一人当たりの売上高は▲9.7%減の6万9000円だった。しかし、来店客数が19.9%も伸びたことにより、売上高を押し上げた。
これまで百貨店は、インバウンド効果に期待したものの、爆買いもなくなり期待はずれに終わってしまうのではと悲観していたが、2016年の訪日客数全体では、前年比21.8%増の2403万人(12月は15.6%増の205万人)に達しており、変わりが早い訪日客の買物ニーズを的確に捉えれば、単価が安くても集客増効果により、インバウンド効果を謳歌することができるものと見られる。

<今年の中国の春節購買状況>ネット販売
春節(旧正月、今年は1月28日)が近づき、正月用品を買い求める人たちが最初に考えるのは、健康、レジャー、娯楽。
アリババ(阿里巴巴)が1月23日、第一財経のデータ専門の新メディア・DT財経および第一財経商業データセンター(CBNData)と共同で発表した2017年版「中国正月用品ビッグデータ報告」で明らかにされた。「北京晨報」が伝えた。

データによると、アリババの正月用品集中販売期間には、取引の83%がモバイル端末経由で購入し、90後(1990年代生まれ)と80後(80年代生まれ)の消費者が注文の77%を担う貢献ぶりで、正月用品の通信販売市場における主力になっているという。

<ひどくなる一方の大気汚染対策の空気清浄機人気>
正月用品の新トレンドのうち、空気清浄機の人気は予想通り。今年は、アリババの各種プラットフォームで空気清浄機が猛烈な売れ行きを示し、前年同期比増加率は256%に上る。中でも北京市の購入量が2位の四川省の4倍近くにもなるという。

(中国の大気汚染は深刻になるばかりで、人の命さえ危険にさらしているが、中国共産党独裁政権はまったく根本的な対策を実行しようとはせず、しかも、世界中に酸性雨の源のPM2.5を撒き散らしている)

<健康志向の食品人気>
健康志向は、食の分野にも現れ、生活条件が向上したのにともなって、13億人の中国人の年越し料理はますます「自然志向」になり、「粗食」になっている。
年越し料理の買い物では、生鮮食品の占める割合が年々上昇し、新鮮な果物や野菜の増加率が最も大きい。
アリババが統計の対象とした各ネットワークの人気土産品上位10位をみると、コメ、ナマコ、ミカン、腸詰めソーセージ、燕の巣、冷凍エビ、リンゴ、蜂蜜、クコ、サクランボが並び、瓶詰め・漬け物類の加工食品は1つしか入っていない。
(最近解除されたものの一人っ子政策が甘やかし、共稼ぎが当たり前の中国でもあり、習近平のような肥満児が急増に苦慮している)

<農村部では>
目下流行中のスマート設備も農村の正月用品の新たな選択肢となっている。スマートウォッチ、スマートビデオ、スマートブレス、仮想現実(VR)対応のヘッドマウントディスプレーや眼鏡といった目新しいものが、農村の人々の正月用品リストに次々登場するようになった。
データをみると、今年の正月用品では、農村におけるスマート設備の販売量が前年同期比30%増加したという。

<女性は高価な口紅大人気>
「お金持ちの人と同じように別荘には住めないけれど、唇を彩るのは同じアルマーニの口紅」。口紅は、ほどほどの価格で、ちょっとした贅沢気分を味わえるため、人気が出るのも当然で、ここ3年ほどは、正月用品の新顔として売上が伸び続けている。
アリババのビッグデータをみると、2016年の正月用品販売期間に、口紅の販売量は同91.9%増加し、今年は同115.9%増加しているという。
口紅の購入者を年代別にみると、90後が56%と圧倒的な割合で1位、80後が30%で2位。地域別では広東省、浙江省、江蘇省がトップ3に並んでいる。

<アルコール>
アルコールは、年越し料理の重要なアイテムで、報告によると、アルコールの販売量は正月用品の食品売上でナッツ類と米・小麦粉加工食品に次ぐ3位。
アルコールの購入者を男女別でみると、北京は女性の購入者が最も多い地域となっている。男性は春節で自分を着飾ることも忘れず、河南省は男性の化粧品への熱意が最も高い地域となっている。

<伸び続けるペットフード>
生活レベルの向上にともない、ペットも春節の恩恵にあずかるようになった。ここ3年間の正月用品市場では、アリババの各種大手プラットフォームで、猫用・犬用のペットフードの販売量が平均41.3%の増加率で伸びており、消費者を年齢別・地域別にみると、一線・二線都市の90後がペットに最も情熱を注いでいる。
以上、人民日報等参照

春節に向け、日本の百貨店では、この中で、訪日客の自分用・お土産用の品物は、何を取り扱い、販売しようとしているのだろうか。
春節は1月28日、春節休暇は1月27日(金)~2月 2日(木)間での7日間。

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[ 2017年1月25日 ]

 

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