アイコン 東芝解体 巨額負債のWH破産(民事再生)申請 ウエスチングハウス 米原発

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東芝の米原発子会社、ウエスチングハウス(WH)が28日(米現地時間)に、米連邦破産法11条の適用申請を行う方針を固めたことがわかった。
東芝は29日に取締役会を開き、WHの申請を承認する。複数の関係筋が明らかにした。
破産法11条は再建型破たん処理の手法で、日本の民事再生法に相当する。

WHは、米国2ヶ所で建設中の原発4基のコストが、東電フクシマ原発の大爆発による安全基準が厳しくなったことや、素人業者に建設を従事させていたことから、工事が遅延し続け、想定を大幅に超過したことで経営難に陥っていた。
申請と同時にWHは、東芝の連結決算から切り離され、裁判所の管理の下で再建を進める。
関係筋によると、WHの破産法適用によって、2017年3月期の東芝の原発関連損失額は、現在想定の7000億円超から1兆円程度に拡大する見通し。
東芝は、WHの債務に対して約8000億円の親会社保証を行っている。東芝は2006年に英核燃料会社から約54億ドルでWHを買収、87%の株式を所有している。

WHをこのまま永らえさせても、今後も当工事が大幅に遅れると専門家から指摘されており、その遅れによる被害額はさらに1兆円に達する可能性があると指摘されていた。
WHは当2ヶ所の原発工事について、一括工事保証を行い受注しており、安全基準が厳しくなったとしても受注額を増額することはできない契約になっている。
以上、ロイター等参照

WHを破産させても、今後、東芝に当該原発の問題が降り注ぐ可能性を否定できない。

WH原発工事の遅れの最大原因と損害額(ブルームバーグからの記事)
http://n-seikei.jp/2017/02/post-42732.html
http://n-seikei.jp/2016/12/post-41587.html

 

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[ 2017年3月29日 ]

 

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