ステンレス加工販売の安田商事（株）（福岡県北九州市八幡東区枝光２－７－７、代表：中嶋孝一）は８月３１日事業停止、事後処理を石渡一史弁護士（電話０９２－７３１－６４０２）ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約２６億円。

同社は昭和２３年１０月に旧安田財閥の傘下企業として設立された安田工業の販売部門の会社。同社は、ステンレス加工販売業を営み、以前は５６億円以上の売上高を計上していた。しかし、平成２８年９月期には４１億円台まで売上高は落ち込み、在庫増、在庫の評価損などから業績を悪化させ債務超過に。借入負担も大きく、リストラも奏功せず今回の事態に至った。

　　なお、負債額については債権譲渡契約におけるその行使などから減少している可能性がある。