アイコン 米オピオイド中毒 毎日100人死亡 15年の経済損失5040億ドル GDPの2.8%

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米国では、合法的に医師と米製薬会社大手インシス・セラピューティクス(Insys Therapeutics)が結託して、中毒性のあるアヘン=ケシ系の鎮痛剤オピオイドを患者に、乱用させ続け、実質アヘン中毒患者を大量生産している。
新自由主義経済は自己責任としたようだが、国が、保険会社や国費が耐えられんと見たようだ。あと2年そのままだったらアヘン中毒患者が1000万人を超えていただろうに。

ただ、製薬会社は医師に対して大量乱用させたことが罪となり、その後、オピオイドの処方が大幅制限され、200万人ともされる中毒患者が、大量に本物の麻薬に手を染めているという。
オピオイドを処方されていたのは米国で1100万人にもなるという。守銭奴の米国の医師たちが一番の悪ワルだろうが。

米経済諮問委員会(CEA)が11月19日に公表した報告書によると、2015年に鎮痛剤オピオイドの乱用によって生じた経済コストが最大5040億ドルに上ったと指摘した。同年の国内総生産(GDP)の2.8%に相当するという。

トランプ米大統領は10月、「オピオイド危機が公衆衛生の非常事態だ」と宣言。
共和党議員は、オピオイド乱用対策で重要な一歩となったとする一方、民主党などからは追加の資金拠出なしでは意味がないとの批判が出ている。

共和党議員は従来、政府支出拡大に反対してきたが、今回の報告書を受け、ホワイトハウスは経済損失が追加拠出のコストを大きく上回るとして、共和党議員にオピオイド危機対策への追加拠出を呼び掛ける可能性がある。

CEAは、2015年にオピオイド関連で3万3000人が死亡し、これによって失われた経済生産は2210億~4310億ドルに上ると指摘した。
また、死に至らないオピオイド使用による2015年の経済コストは720億ドルと推計。これには医療費、刑事司法関連の費用、中毒患者による経済生産低下が含まれる。
米疾病予防管理センター(CDC)によると、米国ではオピオイド関連の過剰摂取で1日当たり100人以上が死亡している。
 

 

Insys Therapeutics
 /千ドル
16/12
15/12
14/12
13/12
12/12
売上高
242,275
330,797
222,125
99,289
15,476
営業利益
7,326
92,430
64,023
32,559
-23,440
税前利益
8,424
92,968
64,176
31,577
-24,378
当期利益
7,590
58,476
37,977
40,377
-24,378
・同社のCEOは2017年10月26日逮捕された。
・犯罪企業であるにもかかわらず、まだ上場させている。ハゲタカの米国。

 

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[ 2017年11月20日 ]

 

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