アイコン MBKは村上ファンドの尻拭き係り? 黒田電気 残り所有株主に売却要請通知

 

 

黒田電気に対してMBKパートナーズの全株子会社KMホールディングスがTOBにより、現在91.3%の株を所有している。
黒田電気は、安定した大株主がいなかったことから、口うるさい株主の旧村上ファンドがツバを付け、関係のレノ社が9.48%、村上氏の長女の野村絢氏が9.43%、オフィスサポートが9.23%の計28.1%(1110万株)所有していた。

黒田電気は、現在も所有している株主に対して、特別支配株主のKMホールディングスに売り渡すむね決議し、通知を発送する。3月16日には上場が廃止になる予定。買取価格はTOB価格と同じ2,20円。
平均調達コストが安い村上ファンド系は膨大な利益を上げたことになる。

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<昨年はアコーディアを買収>
2017年1月、国内最大級の135コースのゴルフ場運営会社、アコーディア・ゴルフを、投資ファンドのMBKパートナーズが買収した。アコーディアは、村上ファンドアコーディアの筆頭株主は、旧村上ファンドの村上世彰氏と関係が深い投資ファンドのレノ(保有比率9.93%)、村上氏の長女の野村絢氏(同9.87%)、オフィスサポート(同2.98%)で、合計22.78%を持っていた。
買収総額は1489億円。

 アコーディアは2016年6月、田代祐子氏が新社長に就任していた。
同氏は、米トレド大を卒業後、米大手会計事務所KPMGでパートナー(共同経営者)の地位に上り詰めたキャリアウーマン。27年間、米国で実績を積んだ後に、外資系企業の日本法人で要職を歴任。2012年からアコーディア・ゴルフの社外取締役を務めていた。日本マクドナルドホールディングスの社外監査役。

MBKは米国の投資ファンド、カーライルグループの出身者が創設した投資ファンド。日本ではライブドアの子会社だった会計ソフトの弥生、真珠のTASAKI、テーマパークのユー・エス・ジェイ、珈琲チェーンのコメダホールディングスなどに投資した実績。

MBKは黒田をどうすんだろう。液晶関係は今後廃れ、有機EL時代に突入している。車載用の電子部品やHDD事業も競争が激しく、単価安要請もきつい仕事。早期に売り飛ばす算段か。

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[ 2018年2月23日 ]

 

 

 

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