アイコン 建機の(株)ビバック、(株)ビバックレンタル(東京)/破産開始決定 負債額約190億円

 

 

建機販売とレンタルの(株)ビバック(東京都品川区旗の台2-1-6、代表:山田泰之)と関連会社の(株)ビバックレンタル(東京都品川区旗の台2-1-6、本店登記:宮城県仙台市宮城野区中野4-1-39、代表:山田泰之)は5月7日、東京地方裁判所へ自己破産申請し、破産手続きの開始決定を受けた。

 負債額はビバックが約180億円、ビバックレンタルが約10億円。

同社は平成16年5月設立の新興の建機販売とレンタル会社。同社は東日本大震災の復興工事による建機需要増を背景に事業を急拡大させ、平成26年3月期には約129億円の売上高を計上していた。

その後も東京五輪開催決定や旺盛な大再開発により、首都圏の建機需要も高まり平成29年期は約192億円の売上高を計上し、さらに売上高を拡大させていた。

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しかし、建機事業への投資負担が重く、借入金に依存した資金繰りであったほか、競争激化で採算性は悪化していた。

そうした中、取引関係にあった(株)PROEARTH(神奈川県厚木市)が平成29年12月に負債額約151億円を抱え、民事再生を申請して経営破たん(破産へ移行)し、両社で約5億円の焦げ付きが発生、また、今年1月30日には主要取引先の(有)大曲建機(秋田県大仙市)の民事再生申請でも両社で約1億4千万円の焦げ付きが発生、こうした不良債権の発生より、信用を大きく低下させ、資金調達が難しくなり、資金繰りにも窮し支払い遅延が生じるなど、経営不振に陥っていた。

ビバックレンタルは実質親会社のビバックに連鎖した。

なお、破綻したこうした業者との循環取引の噂も取りざたされていた。まだ、建機業界ではPROEARTHの破綻をきっかけに連鎖した倒産企業が出ると見られている。

 

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[ 2018年5月 7日 ]

 

 

 

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