アイコン 天保年間創業の和菓子屋さんの(株)花園万頭(東京)/破産申請・保全命令

 

 

0601_06.jpg天保5年創業の老舗和菓子さんの(株)花園万頭(東京都新宿区新宿5-16-15、代表:石川一弥)は5月31日、申請処理を吉田勉弁護士(電話03-5275-7451)ほかに一任して、東京地方裁判所へ自己破産申請、保全管理命令を受けた。保全管理人には、野田聖子弁護士(電話03-3273-1800) が選任されている。

負債総額は約20億円。

同社は天保5(1834)年創業の老舗和菓子屋さん。「花園万頭」、「ぬれ甘なつと」、「花園春日山」「みその菊最中」などの商品名の和菓子が有名で、自社工場で生産、本店などでの直営販売のほか、全国50ヶ所以上の有名百貨店内の売場で販売し、以前は40億円以上の売上高を計上していた。

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しかし、最近は東日本大震災以降の売り上げ不振、消費不況も重なり、平成28年6月期の売上高は約20億円まで落ち、不採算店の閉鎖などもあり億単位の赤字を計上し、債務超過に陥っていた。その後も業績の改善は見られず、今回の事態に至った。

なお、花園万頭の店舗は、破産手続きの開始決定がなされるまで、直営店舗や百貨店入居店舗の営業は引き続き続けられる予定。

以上、

金融機関や公的再建協議会がバックアップし、民事再生に切り返えさせ、その後、スポンサーをはかり、同社を分割させ、現業部門を継続させることが、日本ではなかろうか、でなければ寂しすぎる。

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[ 2018年6月 1日 ]

 

 

 

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