アイコン スーパーゼネコン5社ランキング 売上高・営業利益率・受注

 

 

12月決算の竹中工務店も含みスーパーゼネコンの3月決算も出揃い、各種ランキングを次のとおり作成してみた。

特徴としては、売上高は官需主導から民需主導に移行し増加し続け、特に官庁土木工事の営業利益率が牽引して営業利益も増加し続けている。

受注は、震災復興工事はすでに一巡しており、20東京五輪の発注も終わり、官庁工事減少、民間工事が都心の大再開発工事を中心に拡大、官庁工事の減少をほぼ穴埋めしている。

留意点は、スーパーゼネコンは国内が忙しいと言い訳しようが、海外工事の受注を減少させている。また、海外工事ではODA工事であってもほとんど利益を出しておらず、利益を出せる工事体系をスーパーゼネコンは有していないようだ。これまでにも巨額損失を出してきている。

今後、官庁工事はプライマリーバランス問題が控え減少していき、民間工事の大再開発工事も一巡する。海外工事での利益獲得体質造りと海外工事の受注拡大が求められる。

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スーパーゼネコン 売上高ランキング
連結/百万円
18/3期
17/3期
16/3期
大林組
1,900,655
1,872,721
1,777,834
鹿島
1,830,625
1,821,805
1,742,700
大成建設
1,585,497
1,487,252
1,545,889
清水建設
1,519,435
1,567,427
1,664,933
竹中工務店
1,295,951
1,216,570
1,284,362
合計
8,132,163
7,965,775
8,015,718
・竹中工務店は12月決算、ほかは3月決算、以下同様

 

スーパーゼネコン 営業利益率ランキング
竹中工務店は昨年12月期基準、ほかは今年3月期基準
連結/百万円
営業利益率
営業利益
当期利益
大成建設
11.47%
181,859
126,788
鹿島
8.65%
158,373
126,778
竹中工務店
8.33%
107,988
75,762
清水建設
7.99%
121,373
84,978
大林組
7.25%
137,800
92,662
平均と合計
8.70%
707,393
506,968
・竹中工務店は12月決算、ほかは3月決算、以下同様

 

スーパーゼネコンの受注状況(国内)
単体
18/3期
17/3期
16/3期
大成建設
1,363,814
1,335,648
1,290,260
清水建設
1,312,486
1,394,509
1,217,946
大林組
1,276,340
1,323,350
1,341,209
鹿島
1,146,808
1,330,295
1,197,771
竹中工務店
1,021,895
987,257
980,829
合計
6,121,343
6,371,059
6,028,015
・国内の土木と建築の受注合計
・竹中だけは内外区別なく海外工事含む

 

スーパーゼネコン 受注残高ランキング 
竹中工務店は昨年12月期末基準、ほかは今年3月期末基準
単体/百万円
受注総残高
国内土木残
国内建築残
大成建設
2,282,956
659,787
1,568,358
清水建設
1,819,746
467,969
1,176,895
鹿島
1,752,412
520,189
1,188,837
大林組
1,740,785
446,399
1,245,435
竹中工務店
1,182,670
26,461
1,147,457
合計
8,778,569
2,120,805
6,326,982
・受注総残高には海外案件や不動産事業なども含む
・但し、竹中は内外区別の説明なく、国内に海外工事含む
 

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[ 2018年5月19日 ]

 

 

 

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