アイコン 北朝鮮また2発発射 250キロと600キロ 5月以降10回目 ロケット小僧

 

 

韓国軍合同参謀本部は10日、北朝鮮が同日午前6時53分頃と、午前7時12分頃、平壌北方の平安南道の内陸から東に向け未詳の飛翔体を2発発射したと明らかにした。

飛翔体の飛行距離は250~600キロ(聨合ニュース)で、ソウル南方の平沢にある在韓米軍基地や南部の慶尚北道・星州にある米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」基地などが射程に入る。

韓国軍は追加の発射に備え、関連動向を追跡監視しながら、対応態勢を維持しているという。
韓国と米国当局は飛翔体の飛行特性や発射の意図などを分析している。

北朝鮮が飛翔体を発射するのは8月24日以来で、今年に入って10回目(5月2回、7月以降8回)となる。
今回の飛翔体の弾種は確認されていないが、北朝鮮が5月から相次いで発射したロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版と呼ばれる「KN23」か、超大型放射砲(多連装ロケット砲)の可能性がある。
北朝鮮が今年に発射した飛翔体はいずれも新型兵器と推定されている。
固体燃料や移動式発射台(TEL)などを使っており、機動性や隠密性が大幅に強化されたとみられる。

北朝鮮の崔善姫第1外務次官は9日、米朝間の非核化交渉が膠着状態にあるなか、9月下旬にアメリカと非核化をめぐる実務交渉を行う意向があると談話を発表していた。
そのため、会談を優位に進める小手先の発射の動きと見られる。

金正恩は、米韓演習が終わる8月20日まで短距離弾道ミサイルの発射を続けるとし、米トランプも国連制裁違反の弾道ミサイルながら、米国へは届かないとして無視していた。
8月24日に発射したのは、弾道ミサイルではなく、超大型多連装砲を発射していた。
今回は、1個は飛距離からして確実に短距離弾道ミサイルと見られ、金正恩のロケット小僧が復活したとも見られる。

金正恩にとって短距離弾道ミサイルは、われわれのロケット花火のようである。
こうした10回にもなる発射実験に、韓国が何も示さず、他人事にしていることから、発射回数を増加させたものと見られる。それでも韓国の文政権は他人事し、まったく脅威を示していない。
米トランプ曰く「文在寅大統領は金正恩になめられている」と述べたが、そういうトランプもこの若造になめられているようだ。

[ 2019年9月10日 ]

 

 

 


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