アイコン 北朝鮮 中距離弾道ミサイル 金泉里と舞坪里に実戦配備か

Posted:[ 2019年9月 9日 ]



米国の戦略国際問題研究所(CSIS)は6日、衛星写真などの分析で、北朝鮮南東部金泉里に未公表の弾道ミサイル基地があり、日本や韓国を射程に入れる準中距離弾道ミサイル「火星9」が配備されていると指摘した。
同様の未公表ミサイル基地は約20ヶ所あり、米朝交渉による「完全な非核化」で解体や査察の対象とされなければならないとしている。
金泉里は、東京から約1100キロ、ソウルから約165キロに位置する。
CSISは、現在配備されている「火星9」(弾頭750キロ爆弾)は日本南半分と韓国全土を射程に収めるほか、仮に、射程2千キロ以上とされる中距離弾道ミサイル「KN15」(北朝鮮名「北極星2」)が配備されていれば「脅威は沖縄の米軍基地を含む日本全体に及ぶ可能性がある」と強調した。

金泉里の基地は1990年代初めから開発が始まり、当初は短距離弾道ミサイルが配置されていたという。
一方、ポンペオ米国務長官は6日の米メディアのインタビューで「北朝鮮が非核化に同意すれば、米国は安全の保証を与える」とし、北朝鮮に協議に応じるように求めた。「安全の保証」の具体的な内容には触れなかった。
非核化を巡る米朝の実務協議は、北朝鮮が応じず再開できていない。北朝鮮の崔善姫第一外務次官は8月末に、ポンペオ氏を批判する談話を発表している。
以上、



崔善姫第一外務次官は、ハノイ会談失敗で、金正恩からこっぴどく怒られており、特にポンペオは嫌っている。金正恩はハノイ会談前に前夜祭を行った文在寅政権に対しても怒りまくっている。

国連安保理傘下の北朝鮮制裁委員会は5日、報告書で北朝鮮が中朝国境付近に全ての在日米軍基地を射程に収められる新型固体燃料ミサイル「北極星2型」(最大射程約2千キロ)を実戦配備したことが分かったと報告した。
北極星2型ミサイルが中朝国境付近に実戦配備されたという事実が国連によって公式確認されたのは初めて。
有事の際に朝鮮半島へ大規模な米増援戦力を提供する在日米軍基地に対しての、北朝鮮の奇襲攻撃能力が大幅に強化されたと分析されている。

一方で、中国国境沿いで偵察を不可能にし、固体燃料式だと事前探知も難しく、また発射地点への米軍攻撃でも誤爆の危険性もあるため攻撃されにくい場所として設置されたものと見られている。
固体燃料と車両発射台により、今の北朝鮮はもうすでに手が付けられない状態に至っている。寧辺が停止していたとしても、今でも複数ヶ所で核開発が行われているとされ、これまでに蓄積した核物質により、核爆弾を製造し続けているという。平山のウラン鉱山および付随する精製施設も稼動し続けている。

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<北朝鮮の新型短距離弾道ミサイル>中型への導入移行
新型は、飛行制御型で低空を飛行し、米製迎撃ミサイルでは撃墜は不可能とされる。優秀な韓国製の迎撃ミサイルならば撃墜可能かもしれない。

北朝鮮が言うようにF35が飛び立つ前に破壊される可能性は大きい。
2017年7月、中国国境に近い山間部の舞坪里から、ICBMらしきものがロフテッド軌道で発射され、日本海に落下した経緯もある。

ロシアのS400は、米THAADに対抗して製造された迎撃ミサイルだが、射程距離も400キロ(6つの目標を同時に攻撃)とTHAADの倍長く、THAADが保持しない低空を飛来する巡航ミサイルにも対応しているという。最近、中国やトルコにも設置されている。

米国はそのためにもイージスアショア(SM3-ブロックⅡA)の開発を急ぎ(ほとんど完了)、米本土向け攻撃ミサイルを日本に撃墜させるケチくさい算段も有している。日本はTHAADより安いとして導入を決定したが実際は不明。

日本は迎撃用のシステムを独自に開発することなどしない。それは米国様との貿易赤字解消問題が常にあり、イージスアショアやF35を145機(Aで1月当たり140億円)も膨大な費用をかけ購入しなければならない宿命にある。
日本がいくら米国を運命共同体と見做しても、アメリカ合衆国は微塵もそんなことは思っていない。自らの国益のためだけに動くだけだ。

最先端のITやAI技術などは米国から7年以上遅れ、今では日本がICランド時代の名残りの部品屋や材料屋に成り下がっている。将来、何で飯を食っていくというのだろうかこの土建国家は・・・。

韓国さえ迎撃ミサイルを開発し実戦配備している(10発中9発命中、ただし・・・)。
もしも、来年秋トランプが落選した場合、民主党は人権問題を取り上げることから韓国が勢いづき、安倍-トランプの蜜月の反動から、風当たりも強くなることが懸念される。今のうちに・・・。

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