踏んだり蹴ったりの日産は、アメリカで販売している車で後方の様子をモニターに映し出すシステムに安全基準上の問題があったとして、122万台を超えるリコールを届け出た。
日産が道路交通安全局にリコールを届け出たのは、アメリカで販売している2018年から2019年モデルのSUV=多目的スポーツ車の「ローグ」や、高級車の「インフィニティ」、それに電気自動車「リーフ」など25車種、122万台余り。
道路交通安全局(NHTSA)によると、車をバックさせる時に、後方の様子をモニター画面に映し出すシステムについて、画面が見えないようにも設定できるのは安全基準上、問題があると指摘したもの。
これまでに事故につながったという報告はないということだが、衝突のおそれもあるとして、24日までに日産がリコールを届け出た。
日産は、無料でソフトウエアの更新を行うとしていて、「グループで安全安心につとめていく」とコメントしている。