アイコン 9月の首都圏の分譲マンション販売▲30%減/不動産経済研究所

Posted:[ 2019年10月17日 ]



◎発売は3割減の2,359戸、埼玉県以外減少。契約率も56.8%に低下。
◎戸当たり5,991万円、m2単価91.3万円といずれも2ヶ月連続の上昇。
1、9月の発売は2,359戸、前年同月の3,372戸比では▲30.0%減、前月の1,819戸比では29.7%増。

2、地域別発売戸数は、
東京都区部 1,111 戸(全体比 47.1%、前年同月比23.8%減)、
東京都下276 戸(同 11.7%、9.8%減)、
神奈川県 459 戸(同 19.5%、30.8%減)、
埼玉県 384 戸(同 16.3%、21.5%増)、
千葉県 129 戸(同 5.5%、79.5%減)

3、契約率56.88%、前年同月比9.7ポイントダウン、前月比では18.6ポイントダウン。
70%が好不調の分岐点とされている。
'19年8月 75.4%、7月 67.9%、6月 65.9%、5月 60.0%、4月 64.3%、3月 72.2%、2月 65.5%、1月 67.5%、'18年12月 49.4%、11月 53.9%、10月 68.3%、9月 66.5%。



4、地域別契約率は、
都区部54.4%、
東京都下44.6%、
神奈川県 69.3%、
埼玉県 50.8%、
千葉県 76.7%。

5、1戸当り価格は5,991万円、1m2当り単価は91.3万円。
前年同月比で戸当り854万円、16.6%のアップ、
m2単価は11.3万円、14.1%のアップ。

6、地域別平均価格、1 ㎡当り分譲単価は以下のとおり。
東京都区部6,633 万円、109.2 万円(10.7%アップ、5.9%アップ)、
東京都下 6,515 万円、96.7 万円(28.0%アップ、24.6%アップ)、
神奈川県5,469 万円、76.6 万円 (9.2%アップ、4.1%アップ)、
埼玉県 4,694 万円、66.9 万円(9.4%アップ、9.0%アップ)、
千葉県 5,063 万円、72.6 万円(35.3%アップ、37.2%アップ)。

7、販売在庫数は6,780戸、前月末比32戸の増加('19年8月末 6,748戸、'18年9月末 6,050戸)。

8、即日完売物件(1物件9戸)
・メイツ東船橋 4期1次(船橋市、9戸、平均3,789万円、平均1倍、最高1倍)

9、超高層物件(20階以上)は17物件273戸(2.8%減)、契約率44.7%(前年同月16物件 281戸、契約率55.9%)である。

10、9月末現在の翌月繰越販売在庫数は6,780戸で、2019 年 8 月末現在の 6,748 戸に比べて32戸の増加。2018年9月末残戸数は6,050 戸。

11、2019年10 月の発売戸数は3,000戸の見込み(’18 年 10 月 2,845 戸、’17 年 10 月 2,817 戸、’16 年 10 月 2,903 戸、’15 年 10 月 2,921 戸)。
以上、

大宣伝して超人気化した二子玉川、肝心のすぐ近くを流れる多摩川の堤防も地元民の眺望優先で造られていなかったことが判明している。
タワマンの地下の電源室浸水問題が深刻、周辺も浸水、泥沼化。
一帯は、豪雨により多摩川氾濫よりずぅっと早い時間から浸水していたことも判明している(多摩川から逆流することを防止するため、放流堰を止めたため、豪雨の雨水の逃げ場がなくなったことによるもの)。

今後分譲マンションを購入する人たちは、全国の都道府県や市や区が作成しているハザードマップが購入の決め手になるだろう。
利便性だけではマンションも浸かる時代だ。当然浸かれば、地価も中古マンション相場も下がる。
東京湾の埋立地や沿岸部では大津波も想定される。

 


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