11月の中国の自動車販売台数(工場出荷ベース)は▲3.6%減と減少が一巡し、減少幅が今年5月から1桁台の減少と縮小してきている。11月はうち商用車は6.9%のプラスに転じており、事業者の景気は少し戻ってきているものと見られる。
新エネ車販売の極端な減少は、2つの理由がある。
- 補助金対象がこれまでの150キロから250キロになり、車両価格も大幅に上昇し販売不振に陥った。
- 19年から新エネ車補助金が大幅に減額され、新エネ車ノルマ未達成メーカーのペナルティの額と新エネ車販売達成メーカーや新エネ車メーカーに対するペナルティ料金を原資とする配分額が1年目であり見えて来ず、販売価格が大幅に上昇していることによるもの。