アメリカの要請で、北朝鮮が今年に入って13回目(5月4日から)となる弾道ミサイルの発射やロケットエンジンの実験などを続けていることにつき、国連の安全保障理事会の会合が11日開催され、アメリカのクラフト国連大使は「北朝鮮が挑発行為をやめなければ安保理は相応の対応をする」と述べてけん制した。
この中でアメリカのクラフト国連大使は「北朝鮮による弾道ミサイルの発射は射程にかかわらず、国連の安保理決議違反だ」と述べ、ミサイルの発射を強く非難した。
そのうえで「北朝鮮が挑発行為をやめなければ、安保理は相応の対応をする」と述べ、北朝鮮をけん制した。
アメリカと北朝鮮の非核化交渉をめぐっては、北朝鮮が年末を期限としてアメリカに譲歩を迫り、挑発的な姿勢を強めていて、両者の駆け引きが激しくなっている。
アメリカとしては、安保理各国と協力して非核化交渉を有利に進めたい考えだが、中国やロシアなどは北朝鮮への制裁の緩和を求めていて、安保理として結束できるかは依然として不透明な情勢。
以上、
日本政府が弾道ミサイルの発射実験を批判したことにつき、北朝鮮は「日本の近くで(ミサイル)見ることになるだろう」とけん制しており、今度は、今般実験したロケットエンジンを使用して、ICBMをロフテッド軌道で打ち上げる可能性もある。