米国に住む韓国系の高齢者が黒人に暴行されるという事件がSNS(会員制交流サイト)で広まり、現地警察が捜査に着手した。
米カリフォルニア州リアルト警察は10日、報道資料で「この事件を高齢者虐待の重犯罪として捜査中」と発表した。
警察は「今回の事件が、人種的な動機によるものという情報がSNSなどインターネットで出回っているが、警察は容疑者の動機を確定できていない状況」と明らかにした。
その上で「今後の調査結果を基に、人種的動機による犯罪なのか確認する」と述べた。
被害者の孫は9日、ツイッターに、自分の祖父について「リアルト地域のバスで、韓国人という理由で、『チャイナ・ウイルス』(コロナウイルス)を望まないと言われて殴られた」と書き込んだ。
被害者の孫は波紋が拡大するとツイッターの投稿を削除した。