アイコン 化石3点 巨大魚竜、最大のヤスデ、恐竜の卵


米ロサンゼルス郡立自然史博物館などの研究チームは24日、米西部ネバダ州の約2億4600万年前(三畳紀中期)の地層から、魚竜(爬虫類の仲間)の巨大な頭骨や前脚の化石が見つかり、新種に分類したと米科学誌サイエンスに発表した。「キンボスポンディルス」属の新種「ヤンゴルム」に分類された。

見つかった頭骨化石の長さは1メートル89センチで、全長は約17.7メートル、体重は約44.7トンもあったと推定された。現代のマッコウクジラ並みの大きさで、当時の四肢動物では最大級という。
約2億5200万年前(ペルム紀末)に地球上の生物が大量絶滅後、陸上から海に進出して大型化したものと推定されている。

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英国のニューカッスルの海岸で約3億2600万年前(石炭紀前半)の地層から、巨大なヤスデ類が脱皮した抜け殻の一部の化石が発見され、調査した英ケンブリッジ大などの研究チームが22日までに、ロンドン地質学会誌に発表した。
これまでも化石が見つかっている「アースロプレウラ」の抜け殻だが、脱皮した個体は体長約2.6メートル、幅55センチ、体重約50キロと推定され最大だという。
地層は石炭紀には赤道付近にあったと見られるという。

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中国の江西省で最初に発見され、中国の石材企業「英良集団」が2000年に入手した卵の化石。その後はほぼ忘れられた状態で保管されていたが、約10年後、英良世界石材自然歴史博物館の建設中に博物館職員が箱を調べていたところ化石が出てきた。

中国と英国、カナダの研究チームは「英良ベビー」をはじめとするオビラプトル科恐竜の胎児を研究した結果、卵の中の恐竜は鳥の赤ちゃんと似た方法で動いたり、姿勢を変えたりしていたと結論づけた。卵は全長約17センチで、中の恐竜は頭から尾まで長さ27センチと推定されている。生き延びて大人になっていた場合、体長は約2~3メートルに達していたと研究チームは見ている。

すべての鳥は獣脚類と呼ばれる2本足の恐竜から直接進化を遂げた。獣脚類にはティラノサウルス・レックスや、より小型のベロキラプトルなどが含まれる。

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[ 2021年12月24日 ]

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