アイコン アマゾン巨大倉庫を破壊 米国で8州で50個以上の竜巻発生


米南部と中西部で10日から11日にかけて竜巻の発生が相次ぎ、ケンタッキー州などを中心に甚大な被害を出した。
CNNによると、竜巻は12日にかけ、ケンタッキー州、イリノイ州、テネシー州、アーカンソー州、ミズーリ州など8州で50個以上発生、これまでに100人以上の死者が発生、多くの家屋や施設を破壊している。

ケンタッキー州のビシア知事は12日、「州内の死者は80人に上り、100人を超えるだろう」と述べた。現地では捜索活動が続いているが、被害の全容は把握できていない。 巨大竜巻の一つはケンタッキー州などを365キロにわたって移動したという。
ビシア知事は「いくつかの町が消えてしまった。われわれが経験した中で最も致命的な竜巻だ」と述べている。

被害が大きかった同州メイフィールドでは、約110人がいたろうそく工場が全壊。がれきの下から救助された従業員の女性は、「激しく揺さぶられ、ものすごい音とともにすべてが落下してきた」と語った。工場はクリスマスキャンドルの需要に応じるため、夜も稼働していた。

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イリノイ州ではネット通販大手アマゾンの倉庫の一部が損壊して6人が死亡。
テネシー州で少なくとも4人、
アーカンソー州とミズーリ州でもそれぞれ2人が死亡した。

バイデン大統領は11日、「歴史上最大の竜巻の一つだろう。連邦政府にできる支援は何でもする」と述べ、緊急事態宣言を出したケンタッキー州を中心に、救助や物資供給を後押しする方針を強調した。

米国内陸部では晴天が続いており、気温は冬季であり全般低いものの、メキシコ湾岸のテキサス州ヒューストンでは最高温度が25度以上と高い。こうした暖かい湿った気流が、気温の低い米内陸部へ流れ込み、竜巻(積乱雲の一種)を発生させた可能性もある。竜巻は中規模で950hPaと異常に中心気圧は低く、強い回転エネルギーを有している。
以上、

ロッキー山脈東部のプレーリー地帯、世界でも有数な穀物生産地帯だが、それはロッキー山脈の地下水脈の地下水を汲み上げて成立していた。その地下水が枯渇し、多くの農家が耕作を放棄し荒れ地に、そうした荒地が多くなり、乾燥地帯特有の巨大竜巻が発生するようになった。竜巻は次第にプレーリー東部でも発生するようになっている。

竜巻に拍車をかけているのが地球温暖化、雨は豪雨をもたらしたりしているものの、季節的には少雨期間が長くなり、乾燥地帯を増加させている。
それはアメリカに限らず、砂漠化の進展はアフリカや中央アジアでも深刻な状況に陥っている。
竜巻の発生は地球温暖化の影響を確実に受けている。

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[ 2021年12月13日 ]

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