アイコン 関東・東北産和牛/市場価格が三分の一以下に大幅下落

東京都中央卸売市場食肉市場で行われた取引で、東北や関東の和牛価格が先週と比べて軒並み大幅下落した。
 市場関係者は、福島県の農家から出荷された牛の肉から放射性セシウムが検出されたことが背景にある。
 東京都中央卸売市場食肉市場で、競りを担当する会社によると、
福島県産のA5ランクの和牛では先週、取引価格が1キロあたり1,310円だったのが、本日は3分の1以下の416円に下落。

宮城県産のA4ランクの和牛は、1キロあたり1,632円だったのが、およそ3分の1の556円まで下落。
岩手県産の同じA4ランクの和牛は、1キロあたり1,743円だったのが、493円と70%余り下落。
 栃木県産の同じA4ランクの和牛も1キロあたり1,509円からおよそ70%下落し、465円と大幅安になったとしている。 

これでは、畜産農家は生活できず、借金だらけになる。
当問題は原発事故地福島にとどまらず、国が隠蔽し続けてきた福島・宮城・岩手県内の放射能ホットスポット地の稲わらを、畜産農家が肉牛の餌として与えられたことにより、福島・宮城・岩手・山形・新潟・栃木などの畜産農家で問題牛が流通した影響を受けてのものである。
国や福島県は、風評被害などの言葉であった問題が、何ら対策を講じなかったことから現実のものとなってきている。

それより何より、畜産農家に対する補償を早期に決定すべきである。それには、補償について、東電に対して求めるのではなく、国が補償の一元管理を東電を代行して行うべきである。
東電にあって、利益あっての企業の論理が働き支払いたくないのが当然であり、遅々として補償が進んでいないのが実態である。自殺など不幸なことが起きないように早期に、国が陣頭指揮すべきである。
 

[ 2011年7月20日 ]
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