アイコン IPO:(株)グランディーズ(3261)/福岡Qボードに21日上場 業績推移付き

(株)グランディーズ(大分県大分市都町二丁目1番10号、代表:亀井浩)は12月21日、福岡Qボードに上場する。
 同社は主に、住宅一次取得者向けに建売住宅販売を手掛けている。過去には、分譲マンションも手掛けていたが、現在は建売住宅販売が主力となっており、今期第3四半期までの売上高構成は、建売住宅販売事業7億06百万円(77.7%)、投資用マンション販売事業1億20万円(13.2%)、住宅請負業76百万円(8.3%)などとなっている。

同社の建売住宅販売のコンセプトは「ほどよい価格・ほどよい住み心地」で、大分市や別府市などで事業展開している。規格住宅も2タイプの「フォレクス」シリーズを有し、若年ファミリー層や単身者向けなどに販売している。今期は投資用マンション販売で売上高を上乗せしている。

上場における調達資金は、2014年3月竣工予定の分譲マンションの建設費用に充てる予定であり、再度分譲マンション事業に本格参戦する。同社は今後、建売住宅と分譲マンションの2本柱で業績拡大を目指していく見込み。


同社は2006年11月設立され、2007年9月には「ラグジン南大分」という分譲マンションを販売開始、同年12月には投資用マンション「レスコ府内」を販売している。
2008年4月にはグリーンシートに登録され対外的な信用も増幅させた。しかし、2009年12月期の決算は、リーマン・ショックによる不動産販売の低迷から赤字を露呈している。
一方で、2008年5月に参入した建売住宅の「フォレスク大門」を販売、リーマン・ショック後は建売住宅販売に軸足を移し、今日に至っている。同社は建売住宅を場所によっては、2,000万円を切る価格で提供して業績を伸ばしている。

一建設飯田会長の戸建分譲住宅の開発コンセプトの追及はすさまじいものである。しかも今期は3,000億円近く売上げ、150億円以上の純利益を出す予想である。戸建分譲の世界は、分譲マンション開発のように華々しさはなく、逆に泥臭いところだらけであるが、飯田社長のように追及を続けていけば、押しも押されぬ地元一流企業にはなりえる。決して軸足を見失わないように。

(株)グランディーズ 業績推移と今期予想
非連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
2008年12月期
1,097
45
32
10
09年12月期
648
-36
-45
-58
10年12月期
583
40
33
33
11年12月期
655
61
56
42
12年12月期予想
1,176
126
123
60
今期予想/前期比
179.5%
206.6%
219.6%
142.9%
11年12月期第3四半期実績
438
39
35
26
12年12月期第3四半期実績
908
134
130
76
前年同期比
207.3%
343.6%
371.4%
292.3%
2012年12月期第3四半期
総資産
株主資本
自己資本率
有利子負債
 
570
160
28.0%
228
 
[ 2012年12月15日 ]
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