アイコン 日揮社員5名/アルジェリアで誘拐される

エンジニアリング大手の日揮関係者は16日、アルジェリア南部で日本人5人が誘拐されたことを確認した。
 日揮のアルジェリアの事務所によると、同国南部のイナメナス原油処理プラントプラント建設現場で働く日本人の1人から16日、「銃声が聞こえている」と電話があった後、連絡が取れなくなったという。武装勢力に拉致誘拐されたものと見られる。

<サンケイ参照>
アルジェリアでは1990年代以降、イスラム過激派によるテロ活動が頻発している。国際テロ組織アルカイダ系武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQMI)」の活動拠点の一つにもなっており、近年は外国人の誘拐事件などが繰り返されていた。
アルジェリア南部と国境を接するマリ北部では、2012年に入ってAQMIとの関係が深いとされるイスラム武装勢力「アンサール・ディーン」などが活動を活発化。現在、マリ軍や同国を支援する仏軍との間で戦闘を続けている。
一方、イナメナスはリビア国境にも近く、リビア国内の武装勢力による示威行動の可能性もある。アルジェリアはアフリカ大陸最大の国で、天然ガスや石油に恵まれている。
以上。
 
こうした国々はアラブの春により、独裁政権から解放されたものの、民族間・イスラム宗教内部抗争ですさまじい権力争いが生じており、その殺戮は全土・中枢都市まで及んでいる。影にアラブ全域で活動するアルカイダの存在がクローズアップされている。

アフリカ北部は、東からエジプト・リビア・(海側だけチュニジア)・アルジェリア・モロッコとなっている。アラブの春は、フェイスブック革命ともオレンジ革命とも称されるが、現実は、欧州の石油利権国が、独裁政権を嫌い、弾圧されてきた反政府側に大量に武器を供与した結果訪れた。しかし、その後の処理は殆ど放置したままとなり、リビアもアルジェも荒れ狂っているのが実情である。

 

[ 2013年1月16日 ]
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