アイコン 炎上する日本人(1)ネトウヨVSマスコミ/日本人のヘイトスピーチの規制を訴えた岐阜新聞

「島の人間は大人しいから韓国人だらけになれば出ていくしかない」、といって対馬を乗っ取ろうとした民族がいるが、大人しいからではなく、大人しくしとけ!という意味合いもあったのではないか・・・。

10年ほど前に知り合いからその話を聞いたときは、頭に血が上るような怒りが湧いたのを思い出す。

社説「ヘイトスピーチ」-岐阜新聞 Web
“東京・新大久保などで繰り返されている在日韓国・朝鮮人らを標的にしたヘイトスピーチ(憎悪発言)デモは「良い朝鮮人も悪い朝鮮人も殺せ」「東京湾に沈めろ」など驚くべき言葉を白昼堂々と投げ付けている。

その中心となっているのはネット右翼とも呼ばれる「在日特権を許さない市民の会」(在特会)だが、右翼というよりもレイシスト(人種差別主義者)と呼ぶべき団体だろう。彼ら、彼女らの行為は言葉の暴力であり、脅迫に近い“

 

ネトウヨ=レイシスト?

さて、ヘイトスピーチを法規制!とネット界隈で炎上している、岐阜新聞の社説を紹介したい。

ネット右翼・・・といってもすでに行動しているから行動右翼であろうという突っ込みはおいといて、「大人しい」といわれていた「日本人」の一部が突如牙をむいたのは間違いない。
がしかし、理由もなくそのネット右翼なるものが突然在日朝鮮人に憎悪を抱くという摩訶不思議なことがあるわけはなく、読者が本当に知りたいことはぼかしつつ、脳内に埋め込みたい情報(ネトウヨ=レイシスト)だけを提供するという、良くある日本マスコミの見本のような記事の一つではないだろうか。

仮に、そのネトウヨなる人たちに根深く存在していたものが噴出したとして、それが人種差別なのか、それとも何等かの危機に対する行動なのか。
それならば切っ掛けはなんなのか、そしてなぜそういう行動にいたったのか。
たまに「ネトウヨでした、みんな目をさまして!」というステレオタイプの貧乏な派遣社員のうっぷん晴らし等ではなく、なぜ社会現象にまでなっているこのネトウヨなるもののヘイトスピーチにいたるまでの経緯を、マスコミは取り上げないのか。

気持ちいいくらいバッサリとエイリアンのような存在として彼らは取り上げられている。
別に突然変異したミュータントでも、突然生えた筍でもないのだが・・・。

 

ネトウヨ=ナチス礼賛??

“ ドイツ、フランス、イタリア、米国など欧米諸国の多くは、憎悪発言をヘイトクライム(憎悪犯罪)として規制する法律を持つ。ユダヤ人虐殺の過去があるドイツは特に厳しく、公的な場所でナチスを礼賛する言動をしただけでも、処罰の対象だ。”
社説「ヘイトスピーチ」-岐阜新聞 Web


ことあるごとに軽々しくマスコミの口からでてくる「ナチス」と「ヒットラー」。
ドイツ・フランス・イタリア・米国は大航海時代、侵略を良しとし、次々と未開な国を蹂躙した過去を持っている。
さらには、ネイティブアメリカン絶滅政策やアパルトヘイトなど、目も当てられないような癒えることのない古傷もある。
しかし過去、日本人が民族浄化という行動をおこした事実はないし、ドイツのナチスと比べられるような過去はない。
なぜ、この記者はナチスを持ち出し、彼らと対比させたのであろうか。

 

そしてネット規制へ?

“ 在特会だけでなく、憎悪発言がネットにあふれている現状を思うと、残念ながらこの認識は一時代前の認識になりつつあるようにも思える。

 表現の自由を萎縮させない十分な配慮をしつつ、憎悪犯罪に該当する最小限の範疇(はんちゅう)を定めるだけでも抑止効果はあるはずだ。“
社説「ヘイトスピーチ」-岐阜新聞 Web

すでに、在特会への対抗にいるはずの有名な「レイシストをしばき隊」がすっかり抜け落ちてるのが不思議な感じもするが、〆はとりあえず「ネットを含むあらゆる憎悪ヘイトを規制しろ」ということらしい。

敗戦から68年、日本人はずっと頭を垂れ、只々前を向いて歩いてきた。
原爆を落とされたアメリカを恨みもせず、大きな声を上げることなく悲しみを胸に抱きかかえながら。

いまネトウヨとレッテルを貼られ、ヘイトスピーチと罵られている人たちは、おそらく戦後生まれが中心であり、下手をすれば昭和を知らない世代もいるだろう。

何故、戦争を知りもしない平和を甘受してきた彼らが、平和教育で押さえつけられていた彼らが、今現在、在日外国人、特に在日朝鮮人に対し激しい憎悪を抱くにいたったのか?

マスコミは、彼らをネトウヨというレッテルに押し込み、格差が広がり国に依存する弱者と切って捨てて思考停止すればいいかもしれないが、そうはいかない。

彼らがレイシストか、否か、答えを出すには少し時間をいただきたい。

この現象がどこから始まったのかといえば、最初の火付け役は、いまは反ネトウヨでありAKB応援団である小林よしのり氏といっても異論はないだろう。

次回は「炎上する日本人(2)小林よしのりの時代」を予定。
 

[ 2013年6月 6日 ]
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