アイコン ソフトバンク傘下スプリント/第2四半期赤字拡大 客流出も

ソフトバンク傘下の米携帯電話3位スプリントが発表した第2・四半期の決算は、売上高が増加したものの、純損益が16億ドルの赤字となり、前年同期の損失である14億ドルから拡大した。
2005年に買収したネクステルの通信網を閉鎖するコストが響いた。
売上高は88億7000万ドルと、前年同期の88億4000万ドルから増加し、アナリスト予想平均の約87億ドルを上回った。

モバイル機器でのネット検索など、ワイヤレス通信データサービスの利用が増加。通信会社の業績の目安となる1契約当たりの月額平均収入(ARPU)が前年同期の63.38ドルから64.20ドルに増加し、売上高を押し上げた。
スプリント社は、今回の決算の注目材料は、売上高とARPU」と指摘。向こう数四半期もARPUがさらに伸びるとの見通しを示した。
全体の契約者数は104万5000件の減少となり、アナリスト4人の平均予想である97万2000件減を超えた。
スプリント通信網の新規契約者数は19万4000件だったが、ネクステル通信網からの移行が36万4000件となっており、これを除くと純減だった。
競合する№1の米ベライゾンは94万1000件の新規契約を獲得している。
以上、ロイター

ソフトバンクは、iPhoneとの出会いにより急成長を遂げた。アメリカで新たなるビッグ商品を独占販売するようなことがない限り(不可能に近い)、また、諸刃の刃の価格を下げるとかしない限り、日本でのような急成長は無理だろう。買収を続けるか?

事業者名
通信技術
加入者数(百万人)
備考
Verizon Wireless
CDMA LTE
111.2
Verizon CommunicationsとVodafone PLC(英)の合弁事業。
AT&T Mobility
GSM EDGE W-CDMA LTE
105.2
2011年にT-Mobile USAの買収を発表するが、司法省の反訴で撤回。
Sprint
CDMA WiMAX
 LTE
58.9
2013年7月に、スプリントはクリアワイアを100%子会社化。買収されてソフトバンク傘下に。
T-Mobile USA
GSM EDGE W-CDMA
33.1
ドイツテレコム(独)の子会社。W-CDMAのサービスを2008年に開始。2012年10月に、MetroPCSとの合併を発表。現在、合併手続きが進行中。LTEは2013年3月に一部地域でサービスイン。 
 
[ 2013年7月31日 ]
モバイル
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