アイコン 韓国経済 ソウルを買占めに走る中国人 低金利政策によるマンション価格急騰

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韓国では金利低下政策が奏功して今年に入って6ヶ月間でマン ションは約6万5千戸が取り引きされている。2009~14年の上半期基準平均取引量は3万2千戸であり、倍増しており価格も高騰している。この6ヶ月間 のソウルのマンション価格上昇幅は2.2%に上った。過去6年間で最大の上昇率となっている。
ソウル市のマンション価格の高騰もあるが、釜山市海雲台区でも「LCTザ・シャープ」の分譲マンション価格が1坪当たり平均1271万ウォン(約133万円)に達するなど地方へも広がっている。
 こうした急騰は、低金利政策に加え、中国からの買い付けも背景にあるようだ。

中国の投資家たちは、これまでにロンドンの住宅街をバブル化させ、オーストラリアも高騰させた挙句、オーストラリア政府は不動産価格の高騰に痺れを切らし、外国人購入者(=中国人がほとんど)に対して厳しい規制まで設けた。

韓国では、中国人が購入したソウル市内の土地が毎年約40%ずつ増えていることが分かったと報道されている。
 ソウル市が11月13日に明らかにしたところによると、今年9月30日現在でソウル市内の外国人所有の土地は274万5132平方メートル。外国人所有の土地の公示地価評価では約10兆ウォン(約1兆500億円)に達する。 このうち中国人所有の土地だけが急増している。

中国人の購入は、2013年の1537筆から14年は2234筆、15年9月現在は3104筆で、年々約40%ずつ増加している。外国人所有土地全体の増加率は14年3.3%、15年5.6%であり、突出している。
 所有面積だけを見ると、米国籍の韓国人所有者の土地が多いため、米国人が所有する土地が最も多いが、13年の1万3572筆から14年は1万3384筆と約▲2%減少していた。ただ、15年9月現在では1万3483筆と0.77%増加している。
ソウル市関係者は、最近は中国の朝鮮族ではなく、中国人が土地を購入するケースも急増しているとしている。
(以上のデータはソウル市だけであり、ソウル周辺や、釜山・済州島などは含まない)

マンション価格が上がるのは需給バランスが逼迫していることにもあるが、中国の投資家は開発用地やマンション・オフィスビルを購入しており、地価上昇も急ピッチで進んでいる。中国では土地は国の所有であり、そのため中国人たちは資本主義国の土地所有に憧れさえ持ち、事業で儲けた資金を海外不動産に投資するケースが多い。
いまや経済や政治で密接な関係にある両国であり、韓国の不動産がターゲットになっているようだ。
(韓国のマンションブームは低金利政策と景気の裏づけでもあるが、消費低迷の原因にもなっている家計負債を更に膨らませることも意味している)

韓国

[ 2015年11月17日 ]
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