アイコン IS本体が動いたパリ襲撃テロ トルコ・ドイツ・ベルギー・ギリシャ・パリ、ベイルート

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フランスの警察当局は15日、パリの同時テロに関与 したとして、ベルギー出身のサラ・アブデスラム容疑者(26)の顔写真を公開し、市民に情報提供を求めた。同容疑者はレンタカーを借りており逃走、兄弟は 自爆している。ベルギー№の車両が今回の襲撃に使用され、ベルギーで襲撃が計画されたものと見られている。

<ギリシャへの難民>
ギ リシャの移民政策担当相は15日、フランス・パリで少なくとも129人が死亡した連続襲撃事件の現場の1つ、競技場「スタッド・ド・フランス」で容疑者の 遺体そばから見つかったシリア国籍のパスポート(旅券)の所有者について、バルカン半島を経由してギリシャに入国したアハマド・モハマドという名前の25 歳の難民申請者だと発表した。
 ギリシャのヤニス・ムザラス内務・行政改革副大臣(移民政策担当)によると、この人物は10月3日に同国レロス島 で難民として登録を申請。ギリシャを出た日付は定かではないが、10月中にクロアチアで記録されたのを最後に足取りが途絶えているという。また、セルビア 内務省によれば、この人物はマケドニアとの国境に近い南部プレシェヴォで亡命申請をしていた。この人物は欧州治安当局および仏テロ対策当局にマークされて はいなかった。ただ、フランス警察当局筋は「アハマド・モハマド」が競技場で自爆した3人のうちの一人だと結論付ける。
  ギリシャへは、最近では毎月5万人のシリア難民が押し寄せてきている。当然、そうしたIS分子も紛れ込む可能性は非常に高い。

<トルコ・パリ同時爆発テロ計画か>
トルコ政府高官は15日、仏パリの連続襲撃事件と同日にイスタンブールで計画されていた「大規模な」攻撃を当局が阻止したことを明らかにした。
 同高官が匿名を条件にAFPに語ったところでは、警察はパリ連続襲撃事件が起きた13日、イスタンブールで5人を拘束。うち1人は、「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」の通称で知られ、日本人の後藤健二さんと湯川遥菜さんを殺したイスラム過激派組織「イスラム国」メンバーのモハメド・エムワジ容疑者に近い人物とされるエイネ・レスリー・デイビス容疑者だった。
米政府は、エムワジ容疑者が、最近の無人機攻撃によって死亡したとみている。
 デイビス容疑者は、エムワジ容疑者と同じ英国人で、シリアで外国人人質らの看守役を務めていた。英ロンドン生まれのイスラム教徒、後にイスラム過激主義に傾倒。英メディアによって以前から、シリア領内のISネットワークの重要人物と指摘されていた。

<ドイツで車両から機関銃八丁、追加テロ攻撃用か>
ドイツの警察当局は15日、爆発物や自動小銃を積んだ車を運転していたとして南部バイエルン州の高速道路で身柄を拘束した男(51)が、「エッフェル塔を見るため」仏パリに向かうところだったと話していたことを明らかにした。
 独警察は今月5日、バイエルン州ローゼンハイムの高速道路で所定の取り締まりの実施中、モンテネグロ出身の男を拘束した。警察によると、車内からはパリの住所が書かれたメモとカラシニコフ8丁、拳銃3丁、爆発物が見つかった。パリの住所は車載衛星ナビゲーションシステムにも入力されていたという。
 男は「パリでエッフェル塔を見て、それから帰国するつもりだった」と述べ、発見された銃や爆発物については、車内にあったことさえ知らなかったと主張したという。車載ナビの情報からは、男の車がモンテネグロからクロアチア、スロベニア、オーストリアを経由してきたことが確認されている。

<レバノン爆弾テロ>
レバノン政府は15日、首都ベイルート郊外で44人が死亡した12日の連続爆発との関連で11人の身柄を拘束したと発表した。拘束者の大半はシリア人で、当初の攻撃目標は病院だったという。
 ベイルート郊外にあるイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラ(レバノンの原理主義組織であるが、イランのシリア政府支援としてシリアで活動し、ISや自由シリア軍に対して脅威を与えている)の拠点地区ブルジ・バラジネの繁華街で起きた12日の連続爆発攻撃では、イスラム過激派織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。

以上、

殺し合いの連鎖が生じて久しい中東、狂った宗教も絡みいっそう深刻な状況に。軍事先進国によるシリアへの無差別爆撃攻撃は、大量にシリアで難民を創出させ、その難民たちが、欧州へなだれ込んでいる。難民たちは、爆撃下のシリアに比べれば、欧州へ至る陸路や航路は何も怖くないとして欧州へ向かっている。
のんきな欧州の経済ジャーナリストたちは、こうした大量の難民たちにより欧州経済は今後回復に向かうと評しているが、その根拠は新たなる低賃金労働者の創出にある。その見返りが同時爆発テロでは、経済も何もかも命あってのものだろうに。
なお、米無人機による中東の爆撃やミサイル攻撃は、米国内の空軍基地で、シューターゲーム感覚でゲーム画面を見ながら発射ボタンが押されている。
ISの基地外たちは、宗教の殻の中で正当性を主張し無差別テロを繰り返す。3年後5年後、こうした時期もあったなあと過去形にしたいものだが、世界情勢は裏腹に悪化している。権力欲は尽きるところを知らない。

[ 2015年11月17日 ]
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