坊主がかつてに不動産売却 6.5億円申告漏れ 内紛の高野山真言宗八事山「興正寺」
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高野山真言宗の八事山興正寺(愛知県名古屋市昭和区八事本町78)が、名古屋国税局の税務調査を受け、2015年3月期までの3年間に約6億5千万円の申告漏れを指摘されたことが29日、関係者への取材で分かったと報道されている。
重加算税の対象となる悪質な仮装・隠蔽行為はなく、無申告加算税などを含め追徴税額は約8500万円に上るもよう。
興正寺では、土地を勝手に売却したとして、総本山の金剛峯寺(和歌山県高野町)が2014年に住職だった梅村正昭氏を罷免し、新住職に添田隆昭氏を任命。
しかし、梅村氏が「罷免は無効」とし寺にとどまったため、双方が正当性を主張し裁判を起こすなど内紛が続いている。
高野山真言宗八事山興正寺は、昭和区にあり地名にもなっているとおり、広大な敷地を擁し、一帯を興正寺公園と称している。
敷地内には、本堂のほか、結婚式が挙げられる普門園や茶室・竹翠亭、会館などがある。道路に面しているところを切り売りしたように、ホテルや大学の施設、集合住宅などがある。鎌倉時代に時の政権が八事山一帯を興正寺に治めさせたことより、今でも広大な敷地を有している。
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[ 2016年7月30日 ]
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