VW 韓国を敵にまわしたら最後 30車70モデル不正発覚 執拗に金銭補償要求へ
アメリカで発覚した排ガス不正問題はアメリカでの該当車 は48万2千台、その決着の司法取引は買い取りも含み総額147億ドルだった。片や該当車が12万台走っている韓国では、わずかな課徴金の支払いと金銭的 な保証は一切ないリコールのみ。怒った韓国当局、VWの粗探しを行い問題車両の販売停止措置を発表した。
(韓国での契約ではリコールのみしか交わされていないことによる)
ド イツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が2007年以降に韓国国内で販売したVWや傘下・アウディのディーゼル車・ガソリン車のうち、約30車種の 70モデルほどが偽造または捏造された書類で認証を受けていたことが明らかになり、韓国政府が販売停止などの行政処分を準備していることが10日、分かっ た。
複数の政府筋によると「07年以降に韓国で販売された車種の7割以上」が行政処分対象で、認証取り消しおよび販売停止、課徴金納付、リコール(回収・無償修理)命令などを受ける見通しだという。
VWの排ガス不正事件を捜査しているソウル中央地検刑事5部(チェ・ギシク部長)は先ごろ、偽造・捏造された騒音・排ガス試験成績書で認証を受けたVWの車種リストを盛り込んだ報告書を環境部(省に相当)に送り、行政処分への協力を要請した。
VWが07年以降の10年間に国内で販売した約25万台のうち、10万~15万台が行政処分対象に含まれているようだ。このため「VWが韓国から事実上、追放される」との見方も広がっている。
政府関係者は「(環境部は)検察から受け取った捜査報告書を検討中で、現在、認証取り消しや販売停止など行政処分対象の車両の最終選別作業を進めている」と伝えた。基本的な事実関係はすでに検察の捜査で明らかになっているため、法律検討などが終わり次第、VW側に行政処分を正式に通知するという。
VWが偽造・捏造した書類を提出していたことが最終的に確認されれば、環境部は認証取り消しと併せ、未販売の車両には販売停止を、すでに販売された車両についてはリコールや課徴金納付をそれぞれ命じる。政府筋は「認証を取り消す場合、関連法規定に基づきVWの釈明を聞く聴聞会を開くなどの行政手続きも取られるだろう」と伝えた。
検察は今年初め、VWの排ガス不正問題の捜査に着手。この5カ月余りの捜査で、VWがアウディ「RS7」とアウディ「A8」、「ゴルフ1.4TSI」と「ゴルフ2.0GTD」、傘下のベントレー車などについて、車両認証の取得時に提出する騒音・排ガス試験成績書のデータを捏造したことを突き止め、環境部にこれを通知した。
これに先立ち、環境部は昨年11月、排ガス再循環装置(EGR)を不正操作して基準値を大幅に超える窒素酸化物(NOx、大気汚染物質)を排出したとして、VWの「ティグアン」や「ゴルフ」など15車種12万5522台にリコール命令などの行政処分を科し、VWを検察に告発した。政府筋は「これまでの検討の結果では、VWが韓国で販売した車種の7割以上が行政処分の対象になりそうだ。書類捏造などの手口で韓国の消費者をあざむいたVWを厳しく処罰せざるを得ない」と話している。
以上、朝鮮日報参照
VWは最大の問題車両を抱える欧州へ、金銭的な問題に発展しないよう、韓国に対して支払いを拒絶している。韓国では裁判も行われているが、当然韓国ではユーザー勝利が保証されている。そうしたことから、途中、金額非公開の和解で処理するものと見られる。ただ、裁判を起こしていない人たちに対する救済措置はリコールのみしかなく、韓国政府当局はVWに対して狂っている。
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