アイコン 発覚前に証拠隠滅で法務部捜査 VW排ガス不正/独検察当局

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独DPA通信などは8日、VWによる排ガス不正問題で、ドイツの検察当局が、証拠隠滅を図った疑いで法務担当の幹部に対し、捜査を行っていると伝えている。組織的な関与があったかどうかが焦点となるという。

 幹部は、問題が発覚(米環境当局が2015年9月18日公表)する直前の昨年8月、不正に関係するデータを消去したり、一時的に別の場所に移したりするなどの隠蔽工作を行うように、同僚に暗に指示した疑いがあるという。この幹部は現在、休職中だという。
 VWに対しては、不正問題でスペイン、フランス、イタリアなど各国の捜査当局から詐欺容疑などでの捜査や捜索が行われている。
以上、

VWは、独政府のご加護の下、リコールすら遅々として実行せず、世界中で有毒排ガスを撒き散らしたまま問題車両1100万台を走らせている。(5月中旬時点で、欧州で改修されたのは5万台に過ぎないと報道されている)
  また、VWは、補償についてもドイツと米国以外では行わない方針とも報道されている。そのためか、韓国では該当車が11万台あるが、リコールについて、過 去3回ともプログラムを書き換えるだけの届出となっており、韓国当局が応じられないとして、3回ともリコール届出書をVW側に突き返しているという。

VW問題は、欧州では各国間の政治的な関係・絡み合いから、国力を有する独政府の意のままになっているが、ユーザーから告発や損害賠償請求訴訟も多く、まだ予断を許さない状態が続く。
独府がVWを制裁しても今回のように検察が動いてもドイツ内での茶番に過ぎない。
  環境に一番煩いとされるドイツ、実際は自動車産業のため、VWに限らず、排ガスをまき散らかさせていたことには驚きだ。(韓国のディーゼル乗用車20車種検査で判明しているが、18車種でエンジンが破損する可能性があるとしてEGR(=排ガス再燃焼循環装置)が、一定のエンジン吸気温度で停止するプログラムが設定されている。=欧州基準の抜け穴=欧州基準をリードしているのは独政府)

1~3月の第一四半期のVWは、利益率が高いアウディやポルシェの高級車が売れ、営業利益は前年同期比3.4%増の34億4000万ユーロの黒字を計上している。同四半期の販売台数も▲1.2%減の257万7千台と僅かな落ち込みにとどまっており、独政府のご加護が奏効しているようだ。
 

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[ 2016年6月10日 ]

 

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