アイコン 原油価格 再度一時40ドル割れWTI  3ヶ月ぶり

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1日昼のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が下げ幅を広げている。指標油種のWTI先物価格の期近9月物は一時1バレル39.86ドルまで下落した。節目の40ドルを割り込み、4月20日以来およそ3ヶ月ぶりの安値を付けた。
米国で原油やガソリンの在庫が減らず、世界的に需給が緩んだ状態が続くとの見方から先物が売られた。
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコがアジア向けの石油販売価格を引き下げたと伝わったことも売り材料視された。
以上、

価格を上げたい筋はこれまで30ドル割れから50ドルまで、山火事、港湾スト、OPEC会合、非OPEC会合、原油施設トラブル、米石油在庫の少しの減など何につけ価格を押し上げてきた。

しかし、眼下は、英EU離脱、イラン・イラク・ナイジェリアの増産と一時の価格上昇によりシェールオイル軍団も再び勢いついており、中国は低成長下、いくら買っても石油製品として輸出に回され、世界各国の製品価格をさらに押し下げているだけで総需要が中国の購入量の伸びのように伸びてはいない。中国国営企業の石油精製工場による過剰生産の一種だ。
一時的にブレが生じても需給バランスで相場は最終的に決着する。

景気のよいアメリカで、大飯喰らいのピックアップトラックがいくら売れても、燃費効率の悪い以前のピックアップトラックが廃車されており、需要を大きく押し上げる効果などまったくない。価格が50ドル超まで上がったことから、一時シェールオイルリグの稼動が1/3まで減ったが、再び大挙して再稼動しだし、7月は2年ぶりの稼動リグ数になっている。
原油価格が下りトレンドのときには悲観論が台頭し、何につけ値を下げる。今は下げのトレンドに再び入っている。悲観論が優勢だ。
今では埋蔵量が原油より多いシェールオイル(液化ガスを転換)やオイルサンド(重質油)も生産されている。

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[ 2016年8月 2日 ]
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