アイコン OPEC+非加盟国会合 4月半ばに延期 シェールオイルコスト下がる

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石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国は原油の増産凍結について、4月半ばにドーハで協議する公算が大きい。OPEC筋が14日明らかにした。
当初は3月20日にモスクワで開催する予定だったが、関係筋は先週、見送りになるとの見通しを示していた。

イ ランは14日、生産水準維持で合意する前に、まず制裁前の水準に産油量を回復させることを優先する意向を示したため、ニューヨーク原油先物市場ではWTI 先物価格が一時38ドル台から36ドル台まで大幅安となった(結果、37ドル台前半で推移・・・15日09時現在)。前週末の3ヶ月ぶり高値から反落し た。

石油加盟国機構(OPEC)は14日に公表した月報で、非加盟国の原油価格低下に対する耐性が増していることを背景に供給過多が加速するとし、2016年のOPEC産原油に対する需要見通しを前月から下方修正した。
OPECは、今年の非加盟国の供給量は日量70万バレル減少するとの予想を維持。ただ前年と今年の非加盟国の絶対的な供給量を上方修正し、石油会社が生産量の維持に向けた努力を続けていることで、今年の状況を正確に予想することは難しくなっているとの見解を示した。

そのうえで「特に米国で生産コストの低下が見られたことに加え、石油会社の間でリスクヘッジが進み、損失を出しながらも生産が続けられるようになった」と指摘。こうしたことを反映し、OPEC産原油に対する16年の需要は平均日量3152万バレルになるとし、前月に示した予想から日量9万バレル下方修正した。


月報によると、2月のOPEC産油量は日量3228万バレル。前月から日量17万5000バレル程度減少している。
OPEC生産量が2月の水準で継続すれば、今年の原油市場は日量76万バレルの供給過多となることが見込まれる。前月の月報に基づく供給過多は同72万バレルだった。
以上、ロイター参照

アメリカのシェールオイル軍団は、生産コストより低い原油価格で推移しているものの、なかなか潰れない。確かに稼動リグ数は大幅に減っているが、生産効率の良いリグに生産を集中させ、生産量そのものは減らない。
アメリカの石油在庫は過去最大となっているものの、ガソリン在庫は減少、こうしたことから原油価格が上昇していた。
上記報道でも、前日(13日、WTI先物価格)38ドル台で推移した原油価格は、14日は37ドル台で推移しているものの、それよりは下がらない。

 

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[ 2016年3月15日 ]

 

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