アイコン 米原油在庫1930年以来の高水準に増加 それでも43.44ドルまで回復

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21日のニューヨーク原油先物市場ではWTI先物が、43.18ドルとほぼ5ヶ月ぶり高値の44.53ドルから反落した。

先週の米原油在庫が1930年来の高水準に増加したことを嫌気した。

上 げ基調の背景には、上がって欲しいファンドの思惑が見え隠れしている。ファンドはシェールオイル生産施設や会社に対して膨大な融資を行っている。シェール オイル生産会社は、価格暴落により多くが青息吐息状態にあり、ファンドや金融機関が、被害額が巨額になることから、延命工作を行っている状態。

17日のドーハ会議が物別れに終わった後、産油国が生産水準の据え置きで合意するとの楽観は後退している。

イラン・イラクが増産しており、特にイラン増産を牽制したいサウジに対して、イランは、規制前の水準まで増産する発表していた。

 そうした中、クウェートの原油生産施設でのストが拡大、大きく減産されるとの読みから、17日の物別れにもかかわらず、原油価格は上昇を続けていた。上げる要因探しに懸命のようだ。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)のシニアアナリストは「力強く上げた後とあり、市場は一息入れているようだ」と指摘。「原油の貯蔵は莫大な量の供給超過になっている」と続けた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比1.00ドル(2.26%)安い1バレル=43.18ドルで終了。ロンドンICEのブレント6月限は1.27ドル(2.8%)下げて44.53ドル。

 

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[ 2016年4月22日 ]

 

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