アイコン 原油価格 イラン増産、米原油在庫増加、シェール会社破産模索 負債額4千億円

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<OPECの3月の生産量・イラン増産>
3月の石油輸出国機構(OPEC)産油量は日量3247万バレルで、前月の同3237万バレルから10万バレル増加した。設備保全(メンテナンス)などに伴い一部加盟国で供給が減る一方、制裁が解除されたイランでは供給が拡大した。

国別では、
サウジアラビアが日量1018万バレルで前月からほぼ横ばい。
イランは同323万バレルで、前月から13万バレル増加、
イラクは同421万バレルで前月から6万バレル増加、
ナイジェリア、リビア、アラブ首長国連邦(UAE)などは減少した。
OPEC内外の産油国は4月17日、カタールで増産凍結に関する話し合いを予定している。
アナリストは、増産凍結に関する動きが価格下落への一定の歯止めとなっているが、期待を裏切る結果となれば、短期的に価格は下落する可能性があるとしている。

<原油、需給緩和で上値重し>
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した3月25日終了週の石油在庫統計によると、原油在庫が増加したものの、伸びが予想を下回ったほか、ガソリン、留出油在庫はともに減少した。
原油需給が緩んだ状態が長引くとの見方が根強い。
原油在庫USOILC=ECIは230万バレル増の5億3480万バレル。7週連続で過去最高を更新したが、伸びはアナリスト予想の330万バレルに届かなかった。
原油輸入USOICI=ECIは日量63万6000バレル減の同740万バレル。

<シェールオイル・ガス生産のサンドリッジ・エナジー破綻も選択肢と>
サンドリッジ・エナジーはオクラホマを拠点にシェールオイル・ガスの生産会社、原油価格の暴落で打撃を受け、事業継続能力に疑問を呈し、連邦破産法11条下、事業再生を含めた選択肢を模索していると報道されている。
負債額は約36億円ドル(約4000億円)に達する可能性があるという。

結果、30日の米国の原油価格は38.31ドル(WTI価格)、
米原油市場は、一時、在庫増、ガソリンと灯油の在庫減から39.85ドルまで買い進まれたが、その後急落して、前日比で0.08%高、0.03ドル高の38.31ドルで取引を終えた。

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[ 2016年3月31日 ]

 

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