若者を対象に、「起業家を育成する」とうたってセミナーを開いていた福岡市中央区のセミナー企画会社「ｐｒｉｍｏ」の実質的経営者、久保亮倫被告（３２）と社長の早川智章被告（２５）４人会社の経営者ら５人が、特定商取引法違反の疑いで逮捕された事件で、検察は、経営者らの行為が受講料をだまし取った詐欺にあたるとして、５人のうちの４人を詐欺罪で起訴した。

起訴状などによると、４人は、昨年、起業するための知識などがないのに、福岡県の２２歳の女性に対し「プリモで勉強したら経営ができるようになる」などと言って、起業家を育成するためと称したセミナー「企業家育成塾」に勧誘し、受講料として現金１００万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている。